男子単はまたも波乱 韓国・林鐘勲、東京五輪4位の林昀儒下す金星<世界卓球2021> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:林鐘勲(イムジョンフン・韓国)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 男子単はまたも波乱 韓国・林鐘勲、東京五輪4位の林昀儒下す金星<世界卓球2021>

2021.11.26

文:ラリーズ編集部

<世界選手権個人の部(世界卓球2021)ヒューストン大会 日時:11月23日~29日 場所:アメリカ・ヒューストン>

25日、世界選手権は3日目を迎え、男子シングルス3回戦で林鐘勲(イムジョンフン・韓国)が東京五輪男子シングルス4位の林昀儒(リンインジュ・チャイニーズタイペイ)にフルゲームで勝利する金星をあげた。

林鐘勲が金星

張禹珍(ジャンウジン・韓国)、李尚洙(イサンス・韓国)、安宰賢(アンジェヒョン・韓国)らが姿を消す中、韓国男子で唯一勝ち残っていた世界ランキング71位の林鐘勲(イムジョンフン・韓国)。ガッチリとした体格から繰り出すバックドライブは威力満点だ。

対するはチャイニーズタイペイのエース・林昀儒(リンインジュ)。東京五輪では混合ダブルス銅メダル、男子シングルス4位の実績を残した世界ランキング6位の20歳だ。


写真:林昀儒(リンインジュ・チャイニーズタイペイ)/撮影:ラリーズ編集部

試合は、林昀儒有利かと思われたが、ゲームカウント3-1と林鐘勲が一気に王手をかける。しかしそこから林昀儒も粘りを見せフルゲームデュースへともつれたが、最後は林鐘勲に軍配。勝利の瞬間は両手を高らかと上げ、喜びを露わにした。


写真:林鐘勲(イムジョンフン・韓国)/撮影:ラリーズ編集部

今大会の男子シングルスでは、第2シードの張本智和(木下グループ)を筆頭に、前回大会2位のマティアス・ファルク(スウェーデン)、3位の安宰賢(アンジェヒョン・韓国)ら実力者が次々に敗れている。

なお、中国選手は樊振東(ファンジェンドン・中国)、林高遠(リンガオユエン・中国)、梁靖崑(リャンジンクン・中国)、王楚欽(ワンチューキン・中国)とフルゲームに追い込まれる選手も出たが、4選手がしっかりと勝ち残っており、中国の強さが際立つ結果にもなっている。

男子シングルス3回戦


写真:林鐘勲(イムジョンフン・韓国)/撮影:ラリーズ編集部

〇林鐘勲(イムジョンフン・韓国) 4-3 林昀儒(リンインジュ・チャイニーズタイペイ)
11-9/11-8/8-11/11-5/6-11/8-11/13-11

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