早田「ここからが本番」 女子複・混合複の2種目でベスト4の心境<世界卓球2021> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:伊藤美誠・早田ひなペア/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 早田「ここからが本番」 女子複・混合複の2種目でベスト4の心境<世界卓球2021>

2021.11.28

文:ラリーズ編集部

<世界選手権個人の部(世界卓球2021)ヒューストン大会 日時:11月23日~29日 場所:アメリカ・ヒューストン>

現地時間27日、世界選手権は5日目を迎え、女子ダブルス準々決勝に伊藤美誠(スターツ)/早田ひな(日本生命)ペアが登場。ゲームカウント3-0で勝利し、ベスト4入りを決めた。

試合後、早田が報道陣の質問に答えた。

早田ひなコメント

今日意識してきたこと

ルーマニアの右の選手は、私たちと同じくらい若手で勢いもあって、ヨーロッパの中では結構珍しく本格的な両ハンドを振ってあまり癖もない感じで、勢いに乗せないための戦術を考えていました。

メダル獲得という節目について

一応久々なんで、ほっとしたところはあるんですけど、そこまで考えずにプロツアーのベスト4に入ったような感覚で試合できてるんですけど、そこを意識しないっていうのがお互いの気持ちも1つになって目標もまとまってきてます。

お互いまだまだっていう部分もあって、試合ごとにちょっとした課題や良かったところを次の試合に活かせるようにという点で、銅メダルは嬉しいのは嬉しいんですけど、ここからが本番だと思って頑張りたいです。

次の試合のペアについて

私たちにとってはやりにくいペアではないのかなとは思うので、(今日の試合のように)先に仕掛けたりとかラリー力では負けないと思っているので、コース取りとか戦術転換で、中国選手は急に戦術を変えてくることがあるので、早い段階で自分たちがついていけるようにしたいとは思ってます。

混合ダブルスの振り返り


写真:張本智和(木下グループ)/早田ひな(日本生命)ペア/撮影:ラリーズ編集部

2-0でリードしてからが勝負だと思っていて。1ゲーム取られたんですけど、焦ることなく、決めるところは決める、つなぐところはつなぐ、というのをしっかりやれたので、3-1で勝つことができたかなって思います。

混合ダブルス:張本の奮闘について

どの選手にも苦しい時期があったりとか、必死にもがいて何してもうまくいかない時期もあったりとか色々あると思うんですけど、その時にできることをやればいいよと彼には伝えていて、私が何か伝えることで聞いてくれて実行してくれたりとか、やっぱり素直な心を持っている選手なので、自分のことを信頼してもらえるのはすごくうれしいです。

そういったことを話し合えるのは、混合ダブルスでも大事なことだと思うので、私が引っ張っていくときもあるし、彼に助けてもらうときもあるので、本当にお互い様だなと思います。

混合ダブルスでも達成感はまだ?

全然まだまだ。目の前の試合を目標にしているので、何も結果を考えずに頑張っていきたいと思います。

混合でメダルを取れたこと

東京五輪の決勝まですべて自分の目で見ることができて、本当に感動する試合だったので、こういう風になりたいなって。

でも自分としては、混合(ダブルス)なんですけど、男子っぽいプレーであったり、男子選手のボールを引き返せる力があるので、中国選手に勝てる部分はあるんですけど、取りこぼしが無いように一戦一戦相手の対策を行って、チームで話し合って作り上げていくのが大事かなって思います。

明日の混合ダブルスについて

2人が100%の力を出せるようにまずは張本選手と調整してよく話し合って、連係プレーで得点できれば一番いいかなって思います。

女子ダブルス準々決勝結果

〇伊藤美誠/早田ひな 3-0 アンドレーア・ドラゴマン/エリザベタ・サマラ(ルーマニア)
11-8/11-8/11-1

特集・なぜ世界選手権は特別なのか

>>”史上初”アメリカ開催決定の裏側 世界選手権には卓球人たちの心意気が詰まっていた

>>国際卓球連盟CEOに聞く「チケット22,000枚即売のワケ」と「82年ぶり新天地開催の意義」

>>「床が水平じゃない!?」「開幕直前のボール調整…」世界選手権の舞台裏秘話

世界選手権大会報道記事

>>世界選手権大会報道記事はこちら