ドイツの皇帝・ボル、カナックを破り2011年大会以来の準決勝進出<世界卓球2021> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:ティモ・ボル(ドイツ)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 ドイツの皇帝・ボル、カナックを破り2011年大会以来の準決勝進出<世界卓球2021>

2021.11.28

文:ラリーズ編集部

<世界選手権個人の部(世界卓球2021)ヒューストン大会 日時:11月23日~29日 場所:アメリカ・ヒューストン>

現地時間27日、世界選手権は5日目を迎え、男子シングルス準々決勝でティモ・ボル(ドイツ)がカナック・ジャー(アメリカ)にゲームカウント4-2で勝利し、準決勝進出を決めた。

ボル不調も経験の差でラリーを制す

第1、第2ゲームを互いに取り、第3ゲームのデュースをティモ・ボルが制した。


写真:ティモ・ボル(ドイツ)/撮影:ラリーズ編集部

ボルは試合中、脇腹に痛みを覚え、強打から安定重視のプレーへの変更を余儀なくされた。しかし、回転量の多いループドライブを軸に安定した両ハンド攻撃、ブロックでカナックを左右に振り回し、先に3ゲームを取った。カナックも1ゲームを返すが、戦術の幅広さを見せたボルが第6ゲームも取り、準決勝進出を決めた。


写真:カナック・ジャー(アメリカ)/撮影:ラリーズ編集部

ボルは2011年大会以来のベスト4となる。準決勝ではトルルス・モーレゴード(スウェーデン)とクアドリ・アルナ(ナイジェリア)の勝者と対戦する。

男子シングルス準々決勝


写真:ティモ・ボル(ドイツ)とカナック・ジャー(アメリカ)/撮影:ラリーズ編集部

ティモ・ボル(ドイツ) 4-2 カナック・ジャー(アメリカ)
4-11/11-5/12-10/11-7/9-11/11-7

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