写真:張本智和(木下グループ)と早田ひな(日本生命)ペア/撮影:ラリーズ編集部
大会報道 張本/早田ペア、中国ペアの猛攻止めきれず 混合複では日本勢2大会連続の銀メダル<世界卓球2021>
2021.11.29
文:ラリーズ編集部
<世界選手権個人の部(世界卓球2021)ヒューストン大会 日時:11月23日~29日 場所:アメリカ・ヒューストン>
現地時間28日、世界選手権は6日目を迎え、混合ダブルス決勝に張本智和(木下グループ)/早田ひな(日本生命)ペアが登場。王楚欽(ワンチューチン・中国)/孫穎莎(スンイーシャ・中国)ペアに0-3で敗れ、準優勝となった。
張本/早田は初出場で準優勝
張本/早田ペアはここまで、宇田幸矢(明治大)/芝田沙季(ミキハウス)ペア、香港とインドの主力ペアを下し、準決勝では林高遠(リンガオユエン・中国)/チャン・リリー(アメリカ)ペアに勝利してきた。
一方、王楚欽/孫穎莎ペアも準決勝で第1シードの台湾ペアを3-1で下して決勝に進んできた。直接対決は2018年の韓国オープンで叶わず、今大会が初となる。
写真:張本智和(木下グループ)/早田ひな(日本生命)ペア/撮影:ラリーズ編集部
序盤から王楚欽/孫穎莎ペアがスタートダッシュを決め、ラリーでリードを広げていく。張本/早田ペアは流れを掴めず、第1ゲームは中国ペアが制した。第2ゲームは一進一退の攻防から、引き合いで力合うラリーを繰り広げた中国ペアがリードして、日本ペアは0-2と後がなくなった。
写真:王楚欽(ワンチューチン・中国)/孫穎莎(スンイーシャ・中国)/撮影:ラリーズ編集部
第3ゲームでも孫穎莎のカウンターを中心に中国ペアが点差を広げていく。張本/早田ペアも打開策を練るが、最後は早田のフォアハンドドライブがオーバーし、ゲーム終了。
張本/早田ペアは世界選手権初出場にして準優勝、日本勢では2019年大会の吉村真晴(愛知ダイハツ)/石川佳純(全農)ペアに続く銀メダル獲得となった。
混合ダブルス決勝
写真:王楚欽(ワンチューチン・中国)/孫穎莎(スンイーシャ・中国)/撮影:ラリーズ編集部
張本智和/早田ひな 0-3 王楚欽/孫穎莎(中国)〇
2-11/5-11/8-11
特集・なぜ世界選手権は特別なのか
>>”史上初”アメリカ開催決定の裏側 世界選手権には卓球人たちの心意気が詰まっていた
>>国際卓球連盟CEOに聞く「チケット22,000枚即売のワケ」と「82年ぶり新天地開催の意義」
>>「床が水平じゃない!?」「開幕直前のボール調整…」世界選手権の舞台裏秘話