中国・王曼昱、女子単複で2冠達成 3冠をかけた孫穎莎との激闘制す<世界卓球2021> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:王曼昱(ワンマンユ・中国)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 中国・王曼昱、女子単複で2冠達成 3冠をかけた孫穎莎との激闘制す<世界卓球2021>

2021.11.30

文:ラリーズ編集部

<世界選手権個人の部(世界卓球2021)ヒューストン大会 日時:11月23日~29日 場所:アメリカ・ヒューストン>

現地時間29日、世界選手権は最終日を迎え、女子シングルス決勝に王曼昱(ワンマンユ・中国)と孫穎莎(スンイーシャ・中国)が登場。ゲームカウント4-2で、王曼昱が初優勝を飾った。

王曼昱が2冠達成

序盤は孫穎莎がバックハンドのラリーでリードを広げる。その後、王曼昱が孫穎莎に両ハンドを振らせる展開でミスを誘うも、孫穎莎が対応し第1ゲームのデュースを制した。


写真:孫穎莎(スンイーシャ・中国)/撮影:ラリーズ編集部

第2ゲームは孫穎莎が前陣での高速両ハンド、王曼昱がしっかりと回転をかけた両ハンドで一進一退の攻防が続く。五分五分の展開から王曼昱が抜け出し、1ゲームを取り返す。互いに1ゲームずつ取り合い迎えた第5ゲームでは、王曼昱が中陣からのパワフルな両ハンドでリードを広げ、初優勝に王手をかけた。


写真:孫穎莎(スンイーシャ・中国)/撮影:ラリーズ編集部

互いに冷静なラリーで取って取られてを繰り返すが、激しいラリーを制したのは王曼昱だ。最後は、孫穎莎のレシーブがオーバーミスし、王曼昱が拳を挙げながら倒れこみ喜びをあらわにした。


写真:王曼昱(ワンマンユ・中国)/撮影:ラリーズ編集部

王曼昱は女子シングルス初優勝、女子ダブルスと合わせて2冠を達成した。孫穎莎は、2003年大会の王楠(中国)以来、18年ぶりの3冠達成とはならなかった。

女子シングルス決勝


写真:王曼昱(ワンマンユ・中国)/撮影:ラリーズ編集部

〇王曼昱 4-2 孫穎莎
11-13/11-7/6-11/11-6/11-8/17-15

女子シングルス成績

1位 王曼昱(ワンマンユ・中国)
2位 孫穎莎(スンイーシャ・中国)
3位 陳夢(チェンムン・中国)、王藝迪(ワンイーディー・中国)

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