文:ラリーズ編集部
<卓球・WTTシンガポールスマッシュ2022 日時:3月7日~20日 場所:シンガポール>
15日、WTTシンガポールスマッシュ2022女子シングルス3回戦で、伊藤美誠(スターツ)がユアン・ジャナン(フランス)にゲームカウント1-3で敗れた。伊藤が中国選手以外に国際大会でシングルスで敗れるのは2019年7月のT2ダイヤモンドマレーシア大会で加藤美優(日本ペイントマレッツ)に敗れて以来、2年8ヶ月ぶりとなった。
伊藤美誠 vsユアン・ジャナン
伊藤は、ハン・イン(ドイツ)、陳思羽(チェンズーユ・チャイニーズタイペイ)を下し3回戦まで勝ち上がってきた。対するはフランスの36歳・ユアン・ジャナン。右シェーク表裏の前陣速攻型で、フォアハンドの表ソフトを活かしたスマッシュやフリック、回転量の多いバックハンドドライブを持ち味としている。
第1ゲームは伊藤が11-5で簡単に奪ったが、第2ゲームからユアン・ジャナンの粘り強いラリーに伊藤がミスを繰り返してしまう。得意のスマッシュもなかなか決まらず、第2ゲームを7-11で落とすと、第3ゲームは3-8から8-9まで伊藤が追い上げるも奪えず、ゲームカウント1-2と伊藤は後がなくなる。
ユアン・ジャナンのロングサービスからのフォア表での攻撃に、伊藤の両ハンドのタイミングが狂わされ、伊藤の表情も曇りがちに。第4ゲームの1-3でたまらずタイムアウトを取るも、流れは変わらず。最後は空しくエッジでゲームセット。伊藤はゲームカウント1-3で敗れ、ベスト16で姿を消した。
ただ、伊藤は早田ひな(日本生命)との女子ダブルスでベスト4に勝ち残っており、そちらで頂点を目指す。
女子シングルス3回戦
写真:ユアン・ジャナン(フランス)/提供:WTT
伊藤美誠(スターツ) 1-3 ユアン・ジャナン(フランス)〇
11-5/7-11/8-11/7-11