伊藤美誠、8強入りならず 中国選手以外に2年8ヶ月ぶりの国際大会敗戦<卓球・WTTシンガポールスマッシュ2022> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:伊藤美誠(スターツ)/提供:WTT

大会報道 伊藤美誠、8強入りならず 中国選手以外に2年8ヶ月ぶりの国際大会敗戦<卓球・WTTシンガポールスマッシュ2022>

2022.03.15

文:ラリーズ編集部

<卓球・WTTシンガポールスマッシュ2022 日時:3月7日~20日 場所:シンガポール>

15日、WTTシンガポールスマッシュ2022女子シングルス3回戦で、伊藤美誠(スターツ)がユアン・ジャナン(フランス)にゲームカウント1-3で敗れた。伊藤が中国選手以外に国際大会でシングルスで敗れるのは2019年7月のT2ダイヤモンドマレーシア大会で加藤美優(日本ペイントマレッツ)に敗れて以来、2年8ヶ月ぶりとなった。

伊藤美誠 vsユアン・ジャナン

伊藤は、ハン・イン(ドイツ)、陳思羽(チェンズーユ・チャイニーズタイペイ)を下し3回戦まで勝ち上がってきた。対するはフランスの36歳・ユアン・ジャナン。右シェーク表裏の前陣速攻型で、フォアハンドの表ソフトを活かしたスマッシュやフリック、回転量の多いバックハンドドライブを持ち味としている。

第1ゲームは伊藤が11-5で簡単に奪ったが、第2ゲームからユアン・ジャナンの粘り強いラリーに伊藤がミスを繰り返してしまう。得意のスマッシュもなかなか決まらず、第2ゲームを7-11で落とすと、第3ゲームは3-8から8-9まで伊藤が追い上げるも奪えず、ゲームカウント1-2と伊藤は後がなくなる。

ユアン・ジャナンのロングサービスからのフォア表での攻撃に、伊藤の両ハンドのタイミングが狂わされ、伊藤の表情も曇りがちに。第4ゲームの1-3でたまらずタイムアウトを取るも、流れは変わらず。最後は空しくエッジでゲームセット。伊藤はゲームカウント1-3で敗れ、ベスト16で姿を消した。

ただ、伊藤は早田ひな(日本生命)との女子ダブルスでベスト4に勝ち残っており、そちらで頂点を目指す。

女子シングルス3回戦


写真:ユアン・ジャナン(フランス)/提供:WTT

伊藤美誠(スターツ) 1-3 ユアン・ジャナン(フランス)〇
11-5/7-11/8-11/7-11

【連載】なぜ中国は卓球が強いのか?

>>水谷隼や丹羽孝希が語る!なぜ中国は卓球が強いのか