＜卓球・シンガポールスマッシュ2023　日時：3月7日～19日　場所：シンガポール＞

WTT最高峰の大会である、シンガポールスマッシュ2023は本戦が開催中。15日の混合ダブルス準決勝では、張本智和（IMG）/早田ひな（日本生命）ペアが樊振東（ファンジェンドン）/王曼昱（ワンマンユ・中国）ペアにゲームカウント3-0で勝利し、決勝進出を決めた。

張本/早田が中国ペアに快勝

インドペアとの熱戦を制し、混合ダブルス準決勝に進んだ張本/早田ペアは、世界卓球2021男女シングルスチャンピオンの樊振東/王曼昱ペアとの一戦に臨んだ。

序盤から張本のバックハンド、早田のフォアドライブが得点源となってリードを広げる。11-4で張本/早田ペアが第1ゲームを制し、良いスタートダッシュを切った。

写真：張本智和（IMG）/早田ひな（日本生命）/撮影：ラリーズ編集部

第2ゲームでは中国ペアは回転重視の緩急をつけた攻撃で先手を取るが、張本/早田ペアもコースを突いた鋭い攻撃で対抗。1点を取り合う展開が続くが、6-6から張本/早田ペアが台に張り付いた攻撃でリードを広げていく。

11-8で張本/早田ペアが2ゲーム目を奪い、決勝進出まで残り1ゲームとなった。

写真：樊振東（ファンジェンドン）/王曼昱（ワンマンユ・中国）/撮影：ラリーズ編集部

第3ゲームでも両ペアが譲らない攻防を繰り広げる。中国ペアを台から下げさせて前陣で戦う張本/早田ペアは、チキータやカウンターを軸に得点を重ねる。

7-7から張本/早田ペアが点差を広げにいくが、中国ペアも食らいつく。9-9から張本が台上でのバックハンドドライブがさく裂。マッチポイントを握るもデュースに突入。最後は、樊振東のドライブを早田がフォアハンドカウンターで返し、決勝点となった。

写真：張本智和（IMG）/早田ひな（日本生命）/撮影：ラリーズ編集部

張本/早田ペアは16日に行われる決勝に進出し、2021年の世界卓球チャンピオンの王楚欽（ワンチューチン）/孫穎莎（スンイーシャ・中国）ペアと優勝をかけてのリベンジマッチとなる。

張本/早田ペアの試合後のコメントと試合結果、決勝試合予定は以下の通り。

張本智和/早田ひな試合後コメント

勝利した今の気持ち

張本：シングルスの世界卓球チャンピオンのペアに、まさかストレートで勝つことが出来るとは思っていませんでした。自分達の良いプレーがとても多く、久々に納得ができる、完璧に近い試合だったと思います。

早田：お互いが自分の役割を分かった状態で試合に臨むことができ、2-0でリードできる良いスタートを切ることが出来ました。しかし中国選手は追い詰めても、そこから勝ち切ることがとても難しいです。

なのでもう一度気を引き締めて、チキータからの連続攻撃などで常に良い試合展開を続けることが出来ました。決勝でも今回のような試合が出来たら良いと思います。

応援してくれるファンに向けて一言

張本：連日応援して下さりありがとうございます。明日（16日）の決勝は何が何でも勝ちに行くので、引き続き応援よろしくお願いします。

早田：今大会シングルスでは納得いくプレーが出来ませんでしたが、伊藤美誠選手との女子ダブルス、そして明日（16日）の混合ダブルス決勝を楽しみに見て頂きたいです。

2種目とも今大会は自分らしいプレーが出来ているので、そういった部分も楽しみにして応援して頂けると嬉しいです。

混合ダブルス準決勝

〇張本智和（IMG）/早田ひな（日本生命）3-0 樊振東（ファンジェンドン）/王曼昱（ワンマンユ・中国）
11-4/11-8/12-10

混合ダブルス決勝試合予定

張本智和（IMG）/早田ひな（日本生命） – 王楚欽（ワンチューチン）/孫穎莎（スンイーシャ・中国）

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