＜卓球・シンガポールスマッシュ2023　日時：3月7日～19日　場所：シンガポール＞

WTT最高峰の大会である、シンガポールスマッシュ2023は本戦が開催中。15日の女子ダブルス2回戦では、伊藤美誠（スターツ）/早田ひな（日本生命）ペアが鄭怡静（チェンイーチン）/李昱諄（リユジュン・チャイニーズタイペイ）ペアにゲームカウント3-0で勝利した。

隙を与えない伊藤/早田ペアが快勝

女子ダブルス2回戦には伊藤/早田ペアが登場。鄭怡静/李昱諄ペアとの一戦に臨んだ。

第1ゲームでは、伊藤のバックハンドや早田のフォアハンドと互いの良さを活かした攻撃でリードを広げ、先制する。

写真：伊藤美誠（スターツ）/早田ひな（日本生命）/撮影：ラリーズ編集部

第2ゲームでも一切の攻撃の手を緩めない伊藤/早田ペアが、9-0まで連続で得点する。そのまま11-3で取り、勝利まであと1ゲームとなった。

第3ゲームでは台湾ペアも対応し接戦となる。7-7までもつれ込むと、早田のフォアハンドドライブがさく裂し、流れは伊藤/早田ペアへ。

写真：鄭怡静（チェンイーチン）/李昱諄（リユジュン・チャイニーズタイペイ）/撮影：ラリーズ編集部

先にマッチポイントを伊藤/早田ペアが握るもデュースまでもつれ込んだ。最後は早田のバックハンドドライブが決定点となり、ゲームカウント3-0で勝利、3回戦進出を決めた。

伊藤の試合後コメントと、試合結果は以下の通り。

伊藤美誠コメント

試合を振り返って

相手ペアは2試合目で身体も温まっていましたが、自分達は今大会1試合目のダブルスという状況でした。また練習もあまり多く詰めていませんでしたが、良い試合ができたと思いますし、楽しかったです。

良いコンビネーションの要因

シングルスで発揮できるプレーをダブルスでもできるように、お互い話し合うことでシングルスと同じか、それ以上に楽しく、やりがいのあるプレーができます。

具体的な早田選手の良さ

予測とは違うボールが来ても、とっさの判断で対応してくれるなど、カバーしてくれる部分がとてもやりやすいと感じています。

お互いカバーし合えることが、苦しい場面での1点に繋がり、またリラックスして次の1点を厳しく狙うことが出来ます。

また試合中はお互い細かく考えながらも自由にプレーできていることが楽しいし、早田選手と組んでいなければできないダブルスのプレーに繋がっていると思います。

試合中はとても細かい部分まで考えていて、なおかつ自由にプレーしている、ということを知って頂けると、もっと楽しんで試合を見ることができると思います。

今大会、今後の目標

ダブルスの国際大会は最近あまり多くなくて、5月の世界卓球前は最後のダブルスの国際大会になると思います。世界卓球に向けて、この大会でできることをやり切って、課題を見つけていきたいと思います。

またシングルスでは思ったような成績が出せず、自分自身もっとできると思う部分が多くありました。今大会のダブルスでは自分自身のプラスになる経験を多く積んで、シングルスにも繋げていきたいです。

女子ダブルス2回戦

〇伊藤美誠（スターツ）/早田ひな（日本生命）3-0 鄭怡静（チェンイーチン）/李昱諄（リユジュン・チャイニーズタイペイ）
11-4/11-3/12-10

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