日本代表の張本智和、早田ひならが出場 5種目で本戦を目指す<世界卓球2023アジア大陸予選見どころ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

大会報道 日本代表の張本智和、早田ひならが出場 5種目で本戦を目指す<世界卓球2023アジア大陸予選見どころ>

2023.01.06

文:ラリーズ編集部

<2023年世界卓球ダーバン大会(個人戦)アジア大陸予選会 日程:1月7日~13日 場所:カタール・ドーハ>

1月7日~13日にかけて、2023年の世界卓球ダーバン大会(個人戦)アジア大陸選考会が開催される。日本からは張本智和(IMG)、早田ひな(日本生命)ら11名が出場する。

初の予選開催

世界選手権は開催方法が大きく変更され、大陸ごとの予選会を含めての世界選手権大会となることが決まっていた。今大会は、大陸予選からスタートする初めての大会となる。

日本代表の決定方法は、男女シングルスでは今大会30日前までの、2024パリオリンピックシングルス選考ポイントの上位5名。男女ダブルス、混合ダブルスでは、優勝もしくはメダル獲得の可能性が高いペアが強化本部で決定され、6組が選出された。

男子は張本、篠塚ら6名が出場


写真:張本智和(IMG)/提供:WTT

男子シングルスでは、2023年1月6日現在、世界ランキング4位で日本人トップを走る張本を筆頭に、パリ五輪選考ポイント2位で急成長を見せている篠塚大登(愛知工業大)、吉村真晴(TEAM MAHARU)、戸上隼輔(明治大)、及川瑞基(木下グループ)がエントリーされている。


写真:篠塚大登(愛知工業大)/提供:WTT

世界ランキング1位の樊振東(ファンジェンドン・中国)、2位の馬龍(マロン・中国)や、韓国代表の林鐘勲(イムジョンフン・韓国)、張禹珍(ジャンウジン・韓国)らアジア各国の強豪選手が多数出場する中、日本選手は代表権を勝ち取ることができるか。


写真:樊振東(ファンジェンドン・中国)/提供:WTT

男子ダブルスでは、世界卓球2021大会銅メダリストで、現在の世界ランキング1位ペアである戸上隼輔/宇田幸矢(明治大)、今大会初ペアリングとなる張本智和/篠塚大登ペアが出場し、本戦出場を目指す。


写真:宇田幸矢と戸上隼輔(明治大)/撮影:ラリーズ編集部

女子は早田、伊藤ら5名が出場


写真:早田ひな/提供:WTT

女子シングルスでは、2023年1月6日現在、世界ランキング5位で女子トップの早田、世界ランキング6位の伊藤美誠をはじめ、第2回パリ五輪選考会優勝の平野美宇(木下グループ)、木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)、長﨑美柚(木下グループ)がエントリーされた。


写真:伊藤美誠(スターツ)/提供:WTT

世界ランキング1位の孫穎莎(スンイーシャ・中国)、2位の陳夢(チェンムン・中国)や、香港のエース、杜凱琹(ドゥホイカン・香港)、アジアカップ2022で3位入賞を果たしたマニカ・バトラ(インド)らが出場し、こちらも男子シングルスと同様に苦戦が予想される。並み居る強豪選手に打ち勝ち、本戦出場権を獲得することができるか注目だ。


写真:木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)と長﨑美柚(木下グループ)/提供:WTT

女子ダブルスでは、ダブルス世界ランキング2位の早田ひな/伊藤美誠、国際大会で活躍する木原美悠/長﨑美柚が選出された。また混合ダブルスでは、世界卓球2021大会銀メダリストの張本/早田ペア、世界ユース2021大会チャンピオンペアの篠塚/木原ペアが選出された。

各種目ともアジアの実力者が多数出場し、予選突破には苦戦が予想されるが、日本選手の本戦出場権獲得を期待したい。

日本選手エントリー種目

男子シングルス(5名)

張本智和(IMG)
篠塚大登(愛知工業大)
吉村真晴(TEAM MAHARU)
戸上隼輔(明治大)
及川瑞基(木下グループ)

女子シングルス(5名)

早田ひな(日本生命)
伊藤美誠(スターツ)
平野美宇(木下グループ)
木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)
長﨑美柚(木下グループ)

男子ダブルス(2組)

張本智和/篠塚大登
戸上隼輔/宇田幸矢(明治大)

女子ダブルス(2組)

早田ひな/伊藤美誠
木原美悠/長﨑美柚

混合ダブルス(2組)

張本智和/早田ひな 
篠塚大登/木原美悠

張本智和インタビュー(2021年2月公開)


写真:張本智和(木下グループ)/提供:長田洋平/アフロスポーツ

>>張本智和の耳に響く東北からの“頑張れ” 忘れない3.11から10年

【連載】なぜ中国は卓球が強いのか?

>>水谷隼や丹羽孝希が語る!なぜ中国は卓球が強いのか