文:ラリーズ編集部
<卓球・USスマッシュ2026 日程:6月26日~7月5日 場所:ロサンゼルス(アメリカ)>
2026年6月26日現在。アメリカで最も注目されているスポーツイベントと言えば、サッカーW杯だろう。
今大会から参加フォーマットが変更となり、史上初の48か国開催となった今大会。日本代表はグループステージを通過し、決勝トーナメント1回戦でブラジルとの対戦が決まるなど、「4年に1度の祭典」に相応しい盛り上がりを見せている。
だが、その裏では、「卓球の祭典」も静かに、そして熱く始まっているのだ。
USスマッシュ2026の本戦出場者が出揃う
27日、USスマッシュ2026は大会2日目を迎え、男女シングルスの予選トーナメントが行われた。
WTTのなかでも年間4大会しか開催されない「グランドスマッシュ」に分類されるUSスマッシュ。世界ランキング上位の選手にのみ出場権が与えられる、文字通り「世界のトッププレイヤーが集う」大会だ。
写真:エリアス・ラーネフール(スウェーデン)/提供:WTT
そんなUSスマッシュでは、予選から随所でハイレベルな試合が繰り広げられた。男子シングルスでは、世界ランキング74位のエリアス・ラーネフール(スウェーデン)が、同32位の林鐘勲(イムジョンフン・韓国)に勝利し、本戦進出を決めた。
その他にも、チャバ・アンドラス(ハンガリー)やホラシオ・シフェンテス(アルゼンチン)、ヴラディスラフ・ウルス(モルドバ)らが予選を突破している。
写真:彭郁涵(ペンユーハン・チャイニーズタイペイ)/提供:WTT
女子シングルスでは、18歳の彭郁涵(ペンユーハン・チャイニーズタイペイ)が、簡彤娟(チェントゥンチュアン・チャイニーズタイペイ)との同士討ちを制し、本戦に駒を進めた。
他には、黄愉偼(ファンユージェ・チャイニーズタイペイ)やシャン・シャオナ(ドイツ)、エレナ・ザハリア(ルーマニア)らが予選トーナメントを突破し、本戦へと進んだ。
日本代表の先陣は早田ひなに
そして、28日からはついに日本選手も登場する本戦がスタートする。
男女シングルスには日本から計15選手がエントリーしており、女子シングルスの早田ひな(日本生命)が日本勢の先陣を切る。早田の相手は、5月の世界選手権でも活躍した18歳の葉伊恬(イェイーティアン・チャイニーズタイペイ)。先日のWTTスターコンテンダーリュブリャナを制したばかりの早田が、どんなプレーを見せてくれるか注目だ。
写真:松島輝空(個人)/提供:WTT
男子シングルスでは、松島輝空(個人)がキリル・ゲラシメンコ(カザフスタン)と対戦する。直近では5月の世界選手権団体戦で対戦し、ゲラシメンコが勝利しているが、松島は難敵に勝利することができるか。また、吉村真晴(SCOグループ)は、世界ランキング8位のウーゴ・カルデラノ(ブラジル)との対戦となった。
写真:松島輝空(個人)/戸上隼輔(井村屋グループ)/提供:ITTFworld
男子ダブルスでは松島/戸上隼輔(井村屋グループ)ペアがベテランのマルコス・フレイタス/ティアゴ・アポロニア(ポルトガル)ペアとの初戦に。女子ダブルスでは早田/張本美和(木下グループ)がシードに入ったほか、長﨑美柚(木下グループ)が金娜英(キムナヨン・韓国)とペアを組み、2回戦から登場する。
混合ダブルスでも、松島/張本美和ペアがシードに。さらに、大藤沙月(ミキハウス)がアレクシス・ルブラン(フランス)とペアを組み、チボー・ポレ/プリティカ・パヴァド(フランス)ペアとの対戦に挑む。
日本代表の初戦の組み合わせは下記の通り。
USスマッシュ2026 日本選手各種目組み合わせ
男子シングルス
松島輝空(個人)- キリル・ゲラシメンコ(カザフスタン)
田中佑汰(ファースト)- サティアン・グナナセカラン(インド)
宇田幸矢(協和キリン)- ヴラディスラフ・ウルス(モルドバ)
戸上隼輔(井村屋グループ)- カナック・ジャー(アメリカ)
吉村真晴(SCOグループ)- ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)
篠塚大登(東都観光バス)- リアム・ピッチフォード(イングランド)
張本智和(トヨタ自動車)- リャン・ジシャン(アメリカ)
女子シングルス
長﨑美柚(木下グループ)- 黄愉偼(ファンユージェ・チャイニーズタイペイ)
大藤沙月(ミキハウス)- 李恩惠(イウンヘ・韓国)
横井咲桜(ミキハウス)- マニカ・バトラ(インド)
早田ひな(日本生命)- 葉伊恬(イェイーティアン・チャイニーズタイペイ)
伊藤美誠(スターツ)- エイミー・ワン(アメリカ)
張本美和(木下グループ)- 李昱諄(リユジュン・チャイニーズタイペイ)
橋本帆乃香(デンソー)- ユ・フ(ポルトガル)
佐藤瞳(日本ペイントグループ)- アドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)
男子ダブルス
松島輝空(個人)/戸上隼輔(井村屋グループ)- マルコス・フレイタス/ティアゴ・アポロニア(ポルトガル)
女子ダブルス
早田ひな(日本生命)/張本美和(木下グループ)- (1回戦通過者)
※エイミー・ワン/Jessica REYES LAI(アメリカ) vs リリー・チャン/サリー・モイランド(アメリカ)の勝利ペア
長﨑美柚(木下グループ)/金娜英(キムナヨン・韓国)- (1回戦通過者)
※ポーリーナ・ベガ/ダニエラ・オルテガ(チリ) vs 曾尖(ゼンジャン)/SER Lin Qian(シンガポール)の勝利ペア
混合ダブルス
松島輝空(個人)/張本美和(木下グループ) – (1回戦通過者)
※アカシュ・パル(インド)/Minhyung JEE(オーストラリア) vs アディタヤ・サリーン(オーストラリア)/バラボラ・バラディ(スロバキア)の勝利ペア
大藤沙月(ミキハウス)/アレクシス・ルブラン(フランス) – チボー・ポレ/プリティカ・パヴァド(フランス)
USスマッシュ2026とは
卓球の国際大会である「WTT」シリーズには、全5種類の計34大会が登録されている。USスマッシュ2026はその中でも年間で4大会しか開催されないグランドスマッシュに分類される。
「WTT」シリーズのほか、「WTTフィーダー」シリーズ、「WTTユース」シリーズも存在する
「WTT」シリーズの上位大会であるWTTチャンピオンズでは男女シングルスのみ、WTTカップファイナルズでは男女シングルスと混合ダブルスの3種目のみの大会であることに対して、グランドスマッシュは男女シングルス、男女ダブルス、そして混合ダブルスと全5種目の頂点を決める大会となっている。
写真:アメリカ代表と中国代表による合同練習の様子/提供:WTT
USスマッシュの大会前には、今大会に出場しているアメリカ代表選手と中国代表選手による組み合わせ抽選会や合同練習も行われ、王楚欽(ワンチューチン・中国)や孫穎莎(スンイーシャ・中国)、ナンダン・ナレーシュ(アメリカ)やJessica REYES LAI(アメリカ)らが交流を深めた。








