写真:張本美和(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部
大会報道 張本美和「若い選手は本当にラリーが上手い」中国香港の17歳・蘇籽童に競り勝って16強入り<卓球・チャイナスマッシュ2026>
2026.10.06
文:ラリーズ編集部
<卓球・チャイナスマッシュ2026 日時:10月1日~11日 場所:北京(中国)>
6日、チャイナスマッシュ2026は6日目を迎え、女子シングルス2回戦では世界ランキング3位の張本美和(木下グループ)と、同63位の蘇籽童(スーツィトン・中国香港)が対戦した。
張本美和が16強入り
国際大会では2025年のWTTコンテンダーブエノスアイレスで対戦し、張本がゲームカウント3-0で勝利している。張本は1回戦でプリティカ・パヴァド(フランス)を破り、蘇籽童は予選を突破して1回戦では李昱諄(リユジュン・チャイニーズタイペイ)との激闘を制している。
第1ゲームから張本の精度の高いプレーで得点を重ね、張本が先制する。第2ゲームでは蘇籽童の台上からの攻撃が得点につながり、先にゲームポイントを握る。張本も追いついてデュースに入るが、張本の威力のあるチキータに対応した蘇籽童が1ゲーム取り返す。
写真:蘇籽童(スーツィトン・中国香港)/撮影:ラリーズ編集部
第3ゲームでは安定したラリーで張本がリードを広げ、ゲームカウント2-1で張本が勝利に王手をかけた。ラリーで緩急をつけ、下回転系のレシーブで張本が主導権を握ると、最後は張本がYGサービスからのバックハンドドライブが決まった。
勝利した張本は、3回戦で何卓佳(フーズオジャー・中国)と対戦する。
張本美和(木下グループ)コメント
写真:張本美和(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部
── 今の試合を振り返ってみていかがですか?
1回戦と似てるというか、苦しい試合でした。良い部分もありましたけど、最後までツッツキなどの技術であまり調整がうまくいかないまま試合が終わってしまったので、そこは次の試合で、ちょっと心配になる部分が残ってしまったなと。
でも、ラリーは最後に調整して良くなった部分もあったので、苦しい中で勝ち切れたことは良かったです。
── 相手はラリーで粘って、なかなか打ち抜くのが難しいタイプの選手だったかと思います。ラリーが続く分、体力的な消耗も激しいと感じますか?
そうですね。さっき聞いたら自分より一個下の選手でびっくりしましたし、若い選手は本当にみなさんラリーが上手いし、とにかく速いです。なんか自分は「(自分のラリースピードが)遅いな」と試合をやっている中ですごく感じました。その分、ラリーになるまでで仕留めたり、自分に有利なラリーに持っていけるようにする工夫は、今日は良かったかなと思います。
でも、年齢の差なのか、自分の能力が足りないのかわからないんですけど、「(自分のラリースピードが)遅いな」と感じたので、これからこういう若い選手とやる時の戦術としても、もうちょっとラリーの速さとか、もっと体が追いつけるようにしたいなと思いました。
── 第2ゲームの12-12のところでタイムアウト取ったと思いますが、どういう意図でタイムアウトを取りましたか?
6-10で負けている場面から(自分が)追いついて、それでも2回またゲームポイントを取られて、また追いついてみたいな場面で。11-11のときに(ベンチコーチの)父が「タイム取るか?」と聞いてくださったんですけど、「もう一回やるか」という気持ちで(そこでは取りませんでした)。
その後に12-12になったときに、父が「タイムアウト」と言ったので取って、その直後の(ポイントの)勢いは良かったんですけど、自分がその一球に集中しすぎちゃって、その次の3点は何をやればいいかまとまらずにプレーしてしまった。
今振り返ると、多分あの時はあの一球が取れて嬉しかったのか、その前もその一球しか準備していなかったですし、あの一球を取れた後も「イエーイ!」みたいな気分になってしまって、ゲームポイントを取ったときにも簡単なミスをしてしまったので、そこは本当に今日の反省点ではありましたね。
写真:張本美和(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部
── 第2ゲームを取られてしまった分、次の第3ゲームでは戦い方や気持ちは切り替えられたのかなという印象でした。
本当に(第2ゲームでの)父のタイムアウトはすごく良かったと思いますし、その分「もうタイムアウトないんだ」と思ってしまったら、結構自分の中で緊張したというか。試合前は緊張しないんですけど、久しぶりに試合中に緊張したというか。
その分、第1、第2ゲームをプレーしてみて、「もうちょっと振り切ってもいいのかな」とやっていて感じたので、第3ゲームからは一気に引き離すように、自分も戦術を確立できたので良かったです。
── 今日は2種目をこなして、明日以降もまた3種目で戦っていくと思いますが、次戦への意気込みをお願いします。
もちろん、自分では3種目出させていただいて、「すごく疲れている」とは感じてはいないんですけど、きっと多少は疲労はあるとは思うので、そこはしっかり調整をしたいです。やるからには全て勝ちたいので、一試合ずつ頑張りたいです。
でも、一番重要なのはシングルスだと思ってやっているので、そこに一番重点を置きながら、明日はダブルス2種目があるので、しっかり身体も休めながら頑張りたいなと思います。
女子シングルス2回戦
写真:張本美和(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部
〇張本美和(木下グループ)3–1 蘇籽童(スーツィトン・中国香港)
11-5 / 13-15 / 11-6 / 11-5








