早田ひな「過去一番のパフォーマンスだった」シングルス敗退もダブルスで優勝誓う<卓球・チャイナスマッシュ2026> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:早田ひな(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 早田ひな「過去一番のパフォーマンスだった」シングルス敗退もダブルスで優勝誓う<卓球・チャイナスマッシュ2026>

2026.10.08

この記事を書いた人
インタビューから報道記事、選手・用具紹介記事まで幅広く担当。2019年の全日本で見た出澤杏佳選手のプレーに衝撃を受けて以降、粒高バックハンドドライブの習得に心血を注いでいる。
戦型:右シェーク裏粒

<卓球・チャイナスマッシュ2026 日時:10月1日~11日 場所:北京(中国)>

8日、チャイナスマッシュ2026は8日目を迎え、女子ダブルス準々決勝では張本美和(木下グループ)/早田ひな(日本生命)ペアと、簡彤娟(チェントゥンチュアン)/李昱諄(リユジュン・チャイニーズタイペイ)ペアが対戦。

ラリーの強い簡彤娟/李昱諄ペアに苦戦し、最終ゲームまでもつれこむ接戦となったが、最後は張本/早田ペアがラリーで底力を見せて勝利。

勝利した張本/早田ペアは、準決勝で王藝迪(ワンイーディ)/姜依依(ジャンイイ・中国)ペアと対戦する。

早田ひな(日本生命)コメント


写真:早田ひな(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部

── ダブルスの試合から振り返りいただけますか?

簡彤娟選手も李昱諄選手もすごくラリーが上手くて、台上の技術もしっかりしていたので、相手に打たされてしまってから自分たちの展開が悪くなってしまったり、自分たちのやっていることは悪くないしやりにくくもないけど、点数にはつながっていないような展開が多かったです。

そういった苦しい試合だったので、ラリーで何回も粘らなきゃいけないタイミングもありましたし、だからこそ少しずつサービスやレシーブ、コースでで変化をつけていきました。

あとは、午前中にシングルスもあって、2時間の間で10ゲームしてるみたいな感覚だったので、私の体力的にも限界が来ていました。最後も本当に張本選手のおかげで勝てたかなと思うんですけど、張本選手に任せるとしても、絶対に自分は対戦相手やパートナーよりも先にミスをしてはいけないと思っていました。

こういった大きい大会だと、シングルスで負けてもダブルスが残っていて、(気持ちや体力面で)難しい中で試合しなければいけないときもあると思います。そういったことを想定しながら今日は耐え切れた試合だったので、もちろん課題もありましたけど、良かったなと思います。

── 取られたゲームは第2、第4ゲーム目でしたが、そのローテーションのときにやりづらい感覚はありましたか?

相手選手2人はボールの質やスピード感に差があるタイプだったので、そこになかなか慣れることができなくて。自分たちが迷ってミスしちゃったり、入れたらいいボールを無理に攻めにいってしまったり、そういった難しさはありました。

その中でも、最後の第5ゲームではチェンジコートをしたときに相手が変わって、そこから自分たちが送るボールのコースが良かったなと思います。あとは、6-6からの張本選手の3球目攻撃2本が本当に素晴らしい完璧なボールだったので、そこでも上回れたと思います。

── シングルスの試合を振り返ってみていかがでしたか?

私自身も、めちゃくちゃ悪いわけではなかったんですけど、それ以上に申裕斌選手が過去一番のパフォーマンスだったかなと思います。

相手が一番のパフォーマンスを出してきたときに、自分の戦術や変化が遅れてしまったと感じたので、最後はもっとフラットに考えられたら良かったんなと。でも、色々な情報がいつもと違ったり、相手のパフォーマンスが良いからこそ自分が迷ってしまったり、そういったところで考えすぎたところはありました。

これから先、こうやって勢いがあったり、この大会を通してすごく強い相手が出てきたりしたときのことを考えれば、すごく良い経験だったなと思います。

もちろん今日は負けてしまったんですけど、次にこういった相手と試合をしたときに自分らしくいるために、今回は良い勉強になりました。負けたからといって自信を失うわけでもないですし、負けたなかでもひらめきがあったりしたので、この舞台で申裕斌選手と試合できて良かったなと思います。

── 特に申裕斌選手のフォアハンドがかなり入ってたかなという印象でしたが?

もちろんフォアも入っいたと思いますし、バックもそうですし、ボールの質一つ一つに変化があったり、本当にいつも自分が対戦している申裕斌選手とは違うなと感じていました。

昨年のチャイナスマッシュで彼女は蒯曼選手に勝っていたので、試合前にはそういった部分も理由があるのかなと思っていたんですけど、試合をしてみて勝つ理由がすごくわかるなと思って。

彼女の特徴でもあるリーチの長さで、今日は何回ラリーになってもしのがれて、全体的に一つ一つちょっとずつ、私よりも申裕斌選手が上回っていたなと思います。

でも逆に言えば、卓球は技術や勢いで上回られても、戦術やちょっとした流れで試合展開が変わっていく面白いスポーツです。今日は負けてしまいましたし、自分が試合の中でできるパフォーマンスは最大限に発揮しましたけど、試合が終わって冷静になってみると、「これもやればよかったな」と感じることもありました。

そういった意味で、まだ自分のことが見えてないなとも思ったので、そこはもう本当に経験かなと。次に同じような失敗をしなければいいと思うので、すごくいい一日だったなと思います。

── 女子ダブルス準決勝へ向けて一言お願いします。

今日のダブルスに関して言えば、中国人選手以外のペアでは唯一難しかったし、苦しかったです。

もちろん、私がシングルスに負けてからの試合だったので、気持ち的にも体的にも難しいところあったと思います。でも、世界選手権やオリンピックで同じような状況でダブルスを頑張らなきゃいけない場面になったことを考えると、今日の経験はすごく良かったと思います。

今日は一日またゆっくりして、明日以降はダブルスで優勝を目指して頑張りたいなと思っています。疲れも結構溜まってきていますけど、あと何日間か頑張りたいです。

女子シングルス3回戦


写真:早田ひな(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部

〇申裕斌(シンユビン・韓国)3-2 早田ひな(日本生命)
10-12 / 13-11 / 12-10 / 6-11 / 11-9

女子ダブルス準々決勝

〇張本美和(木下グループ)/早田ひな(日本生命)3-2 簡彤娟(チェントゥンチュアン)/李昱諄(リユジュン・チャイニーズタイペイ)
11-9 / 10-12 / 11-9 / 8-11 / 11-6

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