写真:佐藤瞳(日本ペイントグループ)/撮影:ラリーズ編集部
大会報道 佐藤瞳、世界ランク自己ベスト更新&日本勢3番手浮上が確定 優勝すればさらなるランクアップも<卓球・チャイナスマッシュ2026>
2026.10.11
文:ラリーズ編集部
<卓球・チャイナスマッシュ2026 日時:10月1日〜11日 場所:北京(中国)>
チャイナスマッシュ2026の女子シングルスで決勝に進出した佐藤瞳(日本ペイントグループ)が、大会後に発表される世界ランキングで自己最高位を大きく更新することが確定した。
8位以上が確定、優勝なら7位に
佐藤の世界ランキング自己ベストは9位で、現在は13位。そして、12日更新される世界ランキングでは、決勝の結果にかかわらず8位以上が確定しており、優勝すれば7位まで浮上する。そして、この順位は日本女子で3番手にあたる。

画像:12日発表の世界ランキングで予想される変動/制作:ラリーズ編集部
5日に発表された第41週の世界ランキングで、佐藤は2880ポイントの13位だった。
今大会はグランドスマッシュのため、準優勝で1400ポイント、優勝で2000ポイントが与えられる。獲得ポイントは各選手が持つ最低ポイントとの差分で加算されるため、佐藤は準優勝で4100ポイント、優勝で4700ポイントになる見込みだ。
この数字が、上位陣との関係を大きく変える。
現在8位のザビーネ・ウィンター(ドイツ)は3550ポイント。佐藤が準優勝でもこの数字を上回るため、8位以上は確定している。
7位の陳幸同(チェンシントン・中国)は3865ポイント。今大会は準決勝で佐藤に敗れたためベスト4の900ポイントを獲得し、最低ポイントとの差分である760ポイントが加算されて、4625ポイントとなる見込みだ。
つまり、佐藤が優勝すればこの数字を上回り、7位に浮上する。
なお、6位の早田ひな(日本生命)は4810ポイント。佐藤が優勝しても、ここには届かない計算となる。
日本勢3番手の座を一気に奪取
画像:5日発表の世界ランキング女子日本勢(トップ20まで)/制作:ラリーズ編集部
日本女子の世界ランキングは、第41週時点で張本美和(木下グループ)が3位、早田ひなが6位。この2人がトップ10に入り、以下は11位の大藤沙月(ミキハウス)、13位の佐藤、14位の橋本帆乃香(デンソー)と続いていた。
つまり、日本勢3番手の座は、大藤、佐藤、橋本の3人が争う構図にあった。ポイントは大藤が3310、佐藤が2880、橋本が2554。前週からは大藤と橋本がそれぞれ1ランクアップし、佐藤は13位を維持するという、わずかな差での競り合いが続いていた。
その構図を、佐藤が今大会で一気に壊した。
今大会で大藤と橋本は、いずれも陳幸同に敗れて姿を消している。そして、その陳幸同を準決勝で下したのが佐藤だった。3番手を争っていた2人を退けた相手を、佐藤が乗り越えた形になる。
決勝進出によって佐藤は4000ポイント台に到達。3310ポイントの大藤、2554ポイントの橋本との差は、1000ポイント近くまで広がることになる。
28歳の飛躍
写真:佐藤瞳(日本ペイントグループ)/撮影:ラリーズ編集部
現在、佐藤は28歳。これまでもワールドツアーや世界選手権で結果を残してきてはいたが、わずか3枠しかない五輪代表になるには、大きな壁があった。
しかし、今シーズンはこれまで以上に国際大会で結果を残すようになり、今大会でついに花開いた。
張本美和、早田ひなに続く、新たな日本勢3番手として。佐藤が歴史を変える瞬間は、もう目の前に来ている。






