大会報道 帰って来た天才・松平健太 張本を破り決勝進出<卓球・ITTFブルガリアOP 男子5日目の結果>
2018.08.19
文:ラリーズ編集部
*写真は2018年世界選手権の松平健太(木下グループ)
<ITTFワールドツアー・ブルガリアオープン(パナギュリシテ)、2018年8月14日〜19日>
18日、ワールドツアー・ブルガリアオープンが5日目を迎え、男子一般シングルス準決勝までが行われた。
準々決勝で、張本智和(8月度世界ランキング6位・15歳)=JOCエリートアカデミー=はサムソノフ・ウラディミル(同54位・42歳)=ベラルーシ=をゲームカウント4-2で下し、27歳差対決を制した。
松平健太(同19位・27歳)=木下グループ=は中国の鄭培峰(世界ランクなし・22歳)と対戦し、ゲームカウント4-3のフルゲームで準決勝に進出。鄭培峰は今大会ベスト8決定戦でドミトリ・オフチャロフ(同5位・29歳)=ドイツ=を下し準々決勝に進出して来た勢いある若手であったが、ベラランの域に足を踏み入れつつある松平が冷静に勝負を決めた。
そして迎えた準決勝は、張本と松平の日本人対決となった。両者はワールドツアーでの対戦経歴がなく、今回が初めての国際舞台での対戦となった。試合は序盤松平が2ゲームを先取。張本も負けじと2ゲームを取り返すものの、松平がうまく流れを引き戻し、ゲームカウント4-2で松平が勝利した。
準決勝の結果、決勝は松平と許シン(同2位・28歳)=中国=の対決となった。両者は2013年世界選手権準々決勝で対戦し松平がゲームカウント2-1とリードしながら惜しくも敗北してしまった。
また、松平は昨年のブルガリアオープンでも決勝に進出し、ドミトリ・オフチャロフと対戦し、ゲームカウント1-4で敗北している。
まだ許シンに対して2009年アジア選手権男子(団体戦)決勝で勝利して以来勝ち星のない松平だが、優勝なるか、試合は日本時間21時10分からだ。
男子 ブルガリアオープン5日目の結果
男子一般シングルス 決勝トーナメント
<準々決勝>
張本智和 4-2 サムソノフ・ウラディミル(ベラルーシ)
11-4/11-8/9-11/3-11/11-6/11-5
松平健太 4-3 鄭培峰(中国)
11-6/7-11/13-11/11-9/10-12/7-11/11-3
丹羽孝希 0-4 許シン(中国)
1-11/6-11/9-11/7-11
<準決勝>
張本智和 2-4 松平健太
5-11/6-11/11-9/6-11/11-7/11-6