文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアープラチナ・オーストラリアオープン 2019年7月9日~7月14日>
大会3日目の結果まとめ
11日のオーストラリアオープンは、男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスで決勝トーナメント初戦が行われた。
男子シングルスは、予選を突破した吉村和弘(7月世界ランキング50位・東京アート)、宇田幸矢(同99位・JOCエリートアカデミー/大原学園)、及川瑞基(同78位・専修大学)の3名と、シードの丹羽孝希(同12位・スヴェンソン)、張本智和(同4位・木下グループ)、水谷隼(同13位・木下グループ)の、計6名が初戦に挑んだが、全員が初戦で敗れた。
男子ダブルスでも、張本/丹羽と宇田幸矢/戸上隼輔(同175位・野田学園高校)がともに健闘したものの、フルゲームの末敗れた。これで男子シングルス、ダブルスともに日本勢は姿を消し、日本男子代表としては苦い結果となった。
女子シングルスでは予選を突破した木原美悠(同66位・JOCエリートアカデミー)と松平志穂(同165位・日本ペイントマレッツ)に加え、シード選手の石川佳純(同6位・全農)、平野美宇(同9位・日本生命)、芝田沙季(同15位・ミキハウス)、伊藤美誠(同7位・スターツ)、佐藤瞳(同16位・ミキハウス)の、計7名の日本代表が初戦に挑んだ。石川対木原の同国対決はストレートで石川が制し、松平、伊藤、平野、佐藤を含めた計5選手が2回戦へと駒を進めた。
女子ダブルスでは平野/芝田と木原/長﨑美柚(同41位・JOCエリートアカデミー/大原学園)がともに初戦を突破した。また、混合ダブルスでは水谷隼/伊藤美誠が中国ペアの棄権によって初戦突破を決めている。
4日目組み合わせと見どころ
女子シングルス2回戦
写真:松平志穂(日本ペイントマレッツ)/撮影:ラリーズ編集部
松平志穂 – 孫穎莎(中国)
伊藤美誠 – 平野美宇
佐藤瞳 – 石川佳純
女子シングルスはベスト16が出そろった。12日の2回戦では、伊藤美誠と平野美宇の“みうみま”対決が実現。幼少期から切磋琢磨してきた二人による試合には注目だ。また、佐藤瞳対石川佳純の日本勢対決も組まれた。
予選から出場し、1回戦ではベルナデッタ・スッチ(同19位・ルーマニア)との接戦を制して勝ち上がった松平志穂。次の相手は中国の孫穎莎(スンイーシャ・同11位)となった。12日は2回戦の後、準々決勝まで行われ、ベスト4が出そろう。
女子ダブルス準々決勝
写真:平野美宇(左・日本生命)、芝田沙季(ミキハウス)/撮影:ラリーズ編集部
平野美宇/芝田沙季 – 陳夢/王曼昱(中国)
木原美悠/長崎美柚 – レイ・ジェンファン/ジー・ミンヒュン(オーストラリア)
準々決勝で、平野/芝田は大会第1シードの中国ペアに挑む。奇しくも先日の韓国オープン準々決勝と同じカードとなった。韓国オープンでは日本ペアが0-3で完敗を喫したが、リベンジをかけて12日に再戦する。木原/長崎のエリートアカデミーペアは地元オーストラリアペアと対戦する。
日本の2組は、ともに勝てば同じく12日の準決勝で当たる組み合わせとなっている。準決勝での日本代表対決実現に期待したい。
混合ダブルス準々決勝
水谷隼/伊藤美誠 – フー・ヘミング/タッパー・メリッサ(オーストラリア)
大会第1シードの許昕/劉詩雯(中国)が棄権したことにより、初戦を不戦勝で突破した全日本シングルス王者ペア。準々決勝では地元オーストラリアペアと対戦が決まった。12日は準決勝までが行われる。