早田ひな、再び劉詩雯超えなるか<韓国オープン3日目組み合わせと見どころ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:ポルトガルオープンでの早田ひな/提供:ittfworld

大会報道 早田ひな、再び劉詩雯超えなるか<韓国オープン3日目組み合わせと見どころ>

2019.07.04

文:ラリーズ編集部

<ITTFワールドツアー・韓国オープン 2019年7月2日~7月7日>

大会2日目の7月3日は、吉村和弘(7月世界ランキング50位・東京アート)が郑培峰(同41位・中国)をフルゲームデュースで破り、さらに早田ひなは石洵揺(中国)と陳可(同150位・中国)を連破するなど、多くの日本人選手が厳しい予選を勝ち抜き、本戦への切符を手に入れた。一方で初めてペアを組んだ水谷隼(同13位・木下グループ)/伊藤美誠(同7位・スターツ)の混合ダブルスは試合時間わずか11分で本戦出場を決めた。

大会3日目となる7月4日、男女シングルス、男女ダブルス、ミックスダブルスの5種目すべてで決勝トーナメントが始まる。

日本男子組み合わせと見どころ


写真:中国オープンでの水谷隼/提供:ittfworld

<シングルス組み合わせ>
水谷隼-クリスチャン・カールソン(スウェーデン)
神巧也-馬龍(中国)
張本智和-ジョン・パーソン(スウェーデン)
吉村和弘-梁靖崑(中国)
丹羽孝希-趙勝敏(韓国)
平野友樹-許昕(中国)

<ダブルス組み合わせ>
張本智和/丹羽孝希-安宰賢/趙大成(韓国)
森薗政崇/吉村真晴-ルボミル・ヤンカリク/パベル・シルセック(チェコ)

男子シングルスは水谷隼がスウェーデンのクリスチャン・カールソン(同29位)と対決。ヨーロッパのチャンピオンズリーグでも対戦経験があるこの2人の勝負の行方から目が離せない。

また張本智和(同4位・木下グループ)はジョン・パーソン(同72位)と当たることになり、今年の世界選手権の再戦となる。また厳しい予選を勝ち抜き、本戦に辿り着いた神巧也(同143位・T.T彩たま)と平野友樹(同107位・協和キリン)は、それぞれ馬龍(同5位・中国)と許昕(同1位・中国)と対決。神と平野による大物食いなるか注目だ。

一方、ダブルスでは張本/丹羽ペアが安宰賢/趙大成(韓国)と対戦。世界選手権シングルスベスト4の安宰賢(同77位)の力は侮れない。張本の爆発力をダブルス巧者の丹羽がどう活かすかが肝となる。

日本女子組み合わせと見どころ


写真:ジャパンオープンでの石川佳純/提供:ittfworld

<シングルス組み合わせ>
加藤美優-田志希(韓国)
小塩遥菜-鄭怡静(チャイニーズタイペイ)
石川佳純-木原美悠
森さくら-芝田沙季
早田ひな-劉詩雯(中国)
長﨑美柚-徐孝元(韓国)
佐藤瞳-橋本帆乃香
相馬夢乃-伊藤美誠
平野美宇-李皓晴(中国香港)
中森帆南-陳夢(中国)

<ダブルス組み合わせ>
平野美宇/芝田沙季-ニーナ・ミッテルハム/シャン・シャオナ(ドイツ)
中森帆南/大藤沙月-陳思羽/チェン・シエンツー(チャイニーズタイペイ)

女子シングルスは同士討ちが多くみられる。6月に行われたジャパンオープンでは石川佳純が木原美悠をストレートで破っているが、今回はどちらが勝つか見逃せない。

また中国選手を2連破して本戦に進出した早田ひなは、ポルトガルオープンで勝利した劉詩雯(同2位・中国)と再戦。相手は世界選手権を制しているが、今大会はまだ1試合もしておらず、予選から勝ち上がり勢いに乗る早田にも十分チャンスはあるだろう。

ミックスダブルス組み合わせと見どころ


写真:水谷隼/伊藤美誠ペアは林昀儒/鄭怡静ペア(チャイニーズタイペイ)を破れるか/提供:ittfworld

水谷隼/伊藤美誠-林昀儒/鄭怡静(チャイニーズタイペイ)
吉村真晴/石川佳純-SZUDI Adam/ペルゲル・サンドラ(ハンガリー)

わずか11分で予選を勝ち抜いた水谷/伊藤ペアは、中国オープンや香港オープンを制した林昀儒/鄭怡静(チャイニーズタイペイ)と対戦。東京五輪を見据えると必ず越えなければならない壁だが、どう戦うのか必見だ。

水谷・伊藤の混合ダブルスは好スタート

早田ひな、中国選手を連破で本戦進出