橋本帆乃香と森薗政崇が準優勝 中国勢に惜しくも敗れる【ITTFチャレンジ・タイオープン】 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

大会報道 橋本帆乃香と森薗政崇が準優勝 中国勢に惜しくも敗れる【ITTFチャレンジ・タイオープン】

2018.05.21

文:ラリーズ編集部

*写真は2018卓球ジャパントップ12女子シングルス準決勝で戦う橋本帆乃香(ミキハウス)
<2018年5月16日〜5月20日 ITTFチャレンジ・タイオープン (バンコク)>

2018年タイオープン 大会結果

5月16日から5月20日にかけてITTFチャレンジ・タイオープンがバンコクで行われている。本大会には総勢17名の日本人選手がエントリーした。

大会5日目、男子・女子シングルス決勝トーナメントの準決勝・決勝と、男子・女子ダブルス決勝トーナメントの決勝が行われた。

男子は森薗が準優勝。中国のダークホースに敗れる

森薗政崇(5月度世界ランキング52位・FPC)は、男子シングルス準決勝で田添響(同406位・専修大学)と対戦し、3度ゲーム連続のデュースを制す勝負強さを見せてストレートで勝利。決勝へ進出した。

決勝で対戦したのは中国のダークホース、許鋭鋒だ。許鋭鋒は中国超級リーグで活躍している選手で、国際大会に出ることはほとんどないが、選手層の厚い中国の影の実力者だ。

森薗は終始、許鋭鋒の打点の早いバックハンドに苦しみ、ゲームカウント2-4で惜しくも敗退し準優勝。準決勝とは対照的に競ったゲームを制することが出来なかった。

女子は橋本が準優勝。食い下がるも、劉詩ブンは止められず

今大会U21で優勝し波に乗る芝田沙季5月度世界ランキング24位・ミキハウス)は、準決勝で中国の劉詩ブン(同10位)と対戦。

劉詩ブンは終始台から下がらず、切り替えの早さと安定感で芝田を圧倒。芝田は1ゲームも奪えずにゲームセットとなった。

そして迎えた決勝。芝田に続き、日本の橋本帆乃香(同26位・ミキハウス)が劉詩ブンに挑んだ。準決勝では中国の17歳の若手を下し、勢いに乗る19歳の橋本は第1ゲーム目を先取。しかしその後は3ゲームを連取されゲームカウント1-3と追い込まれる。5ゲーム目は橋本が10-8でゲームポイントを握っていながら、劉詩ブンが驚異的な集中力を見せ、4連続ポイントで優勝をさらった。

女子ダブルス決勝では大藤沙月(同103位・ミキハウスJSC)/芝田ペアが地元タイの選手と対戦。地元のタイペアは大きな声援に後押しされ、高いパフォーマンスを発揮する。逆にアウェーの洗礼を受け、やや弱気になった大藤・芝田ペアは、フルゲームの末敗退し、優勝を逃した。

2018年タイオープン:主な日本選手の結果

男子シングルス決勝トーナメント

<準決勝>
森薗政崇 4-0 田添響
11-9/12-10/12-10/12-10

<決勝>
森薗政崇 2-4 許鋭鋒(中国)
11-13/8-11/11-9/8-11/12-10/8-11

女子シングルス決勝トーナメント

<準決勝>
芝田沙季 0-4 劉詩ブン(中国)
6-11/7-11/5-11/8-11

橋本帆乃香 4-1 Zuo Yue(中国)
11-6/11-6/5-11/11-6/11-4

<決勝>
橋本帆乃香 1-4 劉詩ブン(中国)
11-8/4-11/8-11/12-14/10-12

女子ダブルス決勝トーナメント

<決勝>
大藤沙月/芝田沙季 2-3 PARANANG Orawan/SAWETTABUT Suthasini(タイ)
7-11/11-9/8-11/11-3/7-11

写真:西村尚己/アフロスポーツ