文:ラリーズ編集部
<パンアメリカン競技大会2019リマ・卓球競技 8月4日~8月10日>
4年に一度行われる南北アメリカ大陸のスポーツの祭典、パンアメリカン競技大会がペルー・リマで開催。4日(現地時間)から卓球競技が始まり、1週間に渡ってシングルス、ダブルス、団体の3種目が行われた。
7日にはシングルス、ダブルスの全種目が終了し、ヒューゴ・カルデラノ(8月世界ランキング6位・ブラジル)とアドリアーナ・ディアス(同30位・プエルトリコ)がぞれぞれ2種目を制覇している。
シングルス、ダブルスの結果・詳細
8日からは団体戦が始まった。団体戦も注目は、ブラジルの驚異的な身体能力を持つカルデラノ、堅固な両ハンドブロックが持ち味のカナック・ジャ(同33位・アメリカ)、女子とは思えないパワーを持つ、プエルトリコのアドリアーナ・ディアスの3選手。カルデラノ、ディアスは団体戦を制すると3種目制覇となる。
男子団体最終結果
写真:ヒューゴ・カルデラノ(ブラジル)/提供:ittfworld
1位:アメリカ
2位:アルゼンチン
3位:キューバ、ブラジル
注目のカルデラノ率いるブラジルは準決勝でアメリカに1-3と敗れ、銅メダルに終わった。カルデラノは今大会無敗という圧倒的な成績を誇るも、団体戦ではチームの援護を受けられず、3種目制覇とはならなかった。
ブラジルを破ったアメリカは、決勝でアルゼンチンと激突。エース、カナックの2本取りの活躍で3-2とアルゼンチンを下し、優勝を果たした。カナックはシングルス、混合ダブルスの銅メダルに、団体の金メダルを合わせ、計3個のメダル獲得となった。
女子団体最終結果
写真:アドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)/提供:ittfworld
1位:プエルトリコ
2位:ブラジル
3位:カナダ、アメリカ
プエルトリコが強豪国ブラジルを3-2で下し、優勝を勝ち取った。決勝2戦目ではエースのアドリアーナ・ディアスがブルーナ・タカハシ(同69位)に敗れる波乱があったが、ラストでメラニー・ディアス(同88位・プエルトリコ)がタカハシを破り、プエルトリコが優勝を決めた。
これでアドリアーナ・ディアスはシングルス、女子ダブルス、団体の3種目を制覇、加えて混合ダブルスも銅メダルと、今大会有終の美を飾った。