張本美和が3冠、渡部が2冠達成<卓球・WTTユーススターコンテンダー ドーハ結果> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:張本美和(木下卓球アカデミー)/提供:WTT

大会報道 張本美和が3冠、渡部が2冠達成<卓球・WTTユーススターコンテンダー ドーハ結果>

2022.03.14

文:ラリーズ編集部

<WTTユーススターコンテンダー 日時:3月7日~11日 場所:カタール・ドーハ>

11日、WTTユーススターコンテンダーは最終日を迎え、日本人選手が8種目中5種目で優勝を果たした。今回は日本人選手の結果を中心に紹介する。

張本、圧巻の3冠

張本美和(木下卓球アカデミー)は13歳にも関わらずU15・U19女子シングルスとU15女子ダブルスに出場した。

U15・U19共に張本は決勝まで3-0で勝ちあがると決勝は小塩悠菜(星槎中学校)ととの同士討ちとなった。同士討ちでは張本が深いツッツキと回転量の多いドライブで表ソフトの速攻を武器とする小塩を圧倒してU15・U19共にストレートで勝利した。


写真:小塩悠菜(星槎中・写真左)と張本美和(木下卓球アカデミー)/提供:WTT

U15女子ダブルスでは小塩とのペアで挑み、すべてストレートで勝利して優勝した。ダブルスではレシーブから積極的にチキータで仕掛けていき、海外選手を圧倒した。

小塩は3冠の張本に苦杯を喫した

小塩は張本と同じU15・U19女子シングルスとU15女子ダブルスに出場した。


写真:小塩悠菜(星槎中学校)/提供:WTT

ペンホルダーのような独特なグリップで前陣での戦いを制しU15・U19女子シングルスでは決勝まで勝ち上がった。決勝では張本に2敗してU15・U19共に準優勝に終わった。U15女子ダブルスでは質の高い台上技術で張本の攻撃をサポートして優勝した。

渡部は単複2冠達成

渡部民人(星槎中)はU15男子シングルスとU15男子ダブルスに出場した。


写真:渡部民人(星槎中)/提供:WTT

U15男子シングルスではチキータや前陣でのバックハンドドライブなどを用いた攻撃的な卓球で勝ち上がり、決勝ではU15男子ダブルス決勝にも進出したAlan KURMANGALI(カザフスタン)を1-3で下し優勝を果たした。

U15男子ダブルスにはWassim ESSID (チュニジア)との国際ペアで挑んだ。U15男子シングルス準優勝のAlan KURMANGALIの強烈なドライブに苦しめられる場面もあったが安定感のあるWassim ESSIDと上手く息を合わせて決勝はストレートで勝ち切った。

本大会ではエントリーした日本人選手全員が外国人選手には全勝という形に終わった。13日から開催するWTTフィーダードーハも張本、小塩、渡部は出場予定で、シニア選手にどこまで通用するか見どころとなる。

各種目優勝者

U19男子シングルス

FENG Yi-Hsin(チャイニーズタイペイ)

U19女子シングルス

張本美和

U19男子ダブルス

Nicholas LUM/ Finn LUU(オーストラリア)

U19女子ダブルス

Yashaswini GHORPADE/ Suhana SAINI(インド)

U15男子シングルス

渡部民人

U15女子シングルス

張本美和

U15男子ダブルス

渡部民人/ Wassim ESSID

U15女子ダブルス

張本美和/小塩悠菜

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