早田ひな、単複で快勝 森薗、宇田は強敵の待つ2回戦に挑む<卓球・WTTシンガポールスマッシュ2022> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:早田ひな(日本生命)/提供:WTT

大会報道 早田ひな、単複で快勝 森薗、宇田は強敵の待つ2回戦に挑む<卓球・WTTシンガポールスマッシュ2022>

2022.03.14

文:ラリーズ編集部

<卓球・WTTシンガポールスマッシュ2022 日時:3月7日~20日 場所:シンガポール>

13日、WTT最高峰の大会「グランドスマッシュ」のシンガポール大会の本戦は3日目を迎えた。

13日男子シングルス


写真:ダルコ・ヨルジッチ(スロベニア)/提供:WTT

男子シングルス2回戦ではダルコ・ヨルジッチ(スロベニア)と中国の期待の若手・LIN Shidongが熱戦を繰り広げた。2度のデュースを含んだ大接戦をヨルジッチが3-2で制し、3回戦進出を決めた。


写真:林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)/提供:WTT

他にも梁靖崑(リャンジンクン・中国)や林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)、ベネディクト・デューダ(ドイツ)らが3回戦へと駒を進めた。

13日女子シングルス


写真:早田ひな(日本生命)/提供:WTT

女子シングルス2回戦に早田ひな(日本生命)が登場。GOI Rui Xuan(シンガポール)との試合では、終始早田が主導権を握る形で3-0のストレートで勝利。危なげなく3回戦へ進んだ。


写真:ソフィア・ポルカノバ(オーストリア)/提供:WTT

他には、ソフィア・ポルカノバ(オーストリア)が杜凱琹(ドゥホイカン・中国香港)に勝利を挙げたほか、王曼昱(ワンマンユ・中国)やサウェータブット・スターシニー(タイ)らが3回戦進出を決めた。

13日ダブルス


写真:世界選手権のカマル・アチャンタ/サティアン・グナナセカラン(インド)ペア/提供:WTT

男子ダブルス1回戦では、カマル・アチャンタ/サティアン・グナナセカラン(インド)ペアが林昀儒/廖振珽(リョウシンテイ・チャイニーズタイペイ)ペアとの接戦を3-2で制して2回戦へと駒を進めた。


写真:アドリアーナ・ディアス/メラニー・ディアス(プエルトリコ)ペア/提供:WTT

女子ダブルス2回戦では、崔孝珠(チェヒョジュ)/リー・ジオン(韓国)ペアがアドリアーナ・ディアス/メラニー・ディアス(プエルトリコ)ペアに3-1で勝利し、一足先に準々決勝進出を決めた。


写真:全日本選手権での張本智和(木下グループ)/早田ひな(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部

混合ダブルス1回戦には、張本智和(木下グループ)/早田ペアが登場。張禹珍(チャンウジン)/田志希(チョンジヒ・韓国)ペアに3-0のストレートで勝利を挙げた。他、黄鎮廷(ウォンチュンティン)/杜凱琹(中国香港)ペアがドイツのエースペアに勝利した。

14日には、全種目で2回戦が行われる。

男子シングルス見どころ


写真:写真:森薗政崇(BOBSON)/提供:WTT

男子シングルス2回戦には森薗政崇(BOBSON)と宇田幸矢(明治大)が登場する。森薗は世界ランキング1位の樊振東(中国)と、宇田はドイツの皇帝、ティモ・ボルとそれぞれ大舞台で優勝経験のある実力者が相手となった。


写真:宇田幸矢(明治大)/撮影:ラリーズ編集部

優勝を狙うためには落とせない山場となることが予想されるが、大金星を挙げることはできるのか。


写真:許昕(シュシン・中国)/提供:WTT

他にも許昕(シュシン・中国)やパトリック・フランチスカ(ドイツ)、サティアン・グナナセカランらが2回戦に登場する。彼らの勝ち上がりにも注目したい。

女子シングルス見どころ


写真:平野美宇(日本生命)/提供:WTT

女子シングルス2回戦では平野美宇(日本生命)が王藝迪(ワンイーディー・中国)と対戦することとなった。直近の試合では王藝迪が勝利しているが、平野の高速両ハンドが冴えわたるかどうか。1球1球が見逃せない試合だ。


写真:伊藤美誠(スターツ)/提供:WTT

石川佳純(全農)、伊藤美誠(スターツ)も2回戦を迎える。中国超えを狙う2人にとっては、落とせない試合となる。ここで勝利を挙げて勢いに乗ることはできるのか。


写真:何卓佳(フーズオジャー・中国)/提供:WTT

他には、何卓佳(フーズオジャー・中国)やブルーナ・タカハシ(ブラジル)、ニーナ・ミッテルハム(ドイツ)らが2回戦に挑む。

ダブルス見どころ


写真:世界選手権の宇田幸矢・戸上隼輔(ともに明治大)/撮影:ラリーズ編集部

男子ダブルス2回戦には宇田/戸上隼輔(明治大)ペアが登場する。ニアゴル・ストヤノフ/Mihai BOBOCICA(イタリア)ペアとの対戦だが、世界選手権3位の実力を見せ、準々決勝進出を決められるか。


写真:世界選手権の伊藤美誠(スターツ)と早田ひな(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部

女子ダブルス2回戦では伊藤/早田ペアがハナ・マテロワ(チェコ)/バラボラ・バラージョバー(スロバキア)の国際ペアに挑む。国際大会でも安定した成績を残す実力派ペアに対して伊藤/早田ペアがどのような戦術を見せるのか。


写真:世界選手権の張本智和・早田ひなペア/撮影:ラリーズ編集部

混合ダブルス2回戦では張本/早田ペアが、黄鎮廷/杜凱琹(中国香港)ペアと対戦する。昨年の世界選手権では張本/早田ペアが3-1で勝利しているが、今大会でも勝利を挙げることができるのか。

13日 日本選手結果

女子シングルス2回戦

〇早田ひな(日本生命) 3-0 GOI Rui Xuan(シンガポール)
11-4/11-2/11-4

混合ダブルス1回戦

〇張本智和/早田ひな 3-0 張禹珍/田志希(韓国)
11-8/11-3/11-5

14日 日本選手試合予定

男子シングルス2回戦

森薗政崇(BOBSON) – 樊振東(中国)
宇田幸矢(明治大) – ティモ・ボル(ドイツ)

女子シングルス2回戦

平野美宇(日本生命) – 王藝迪(中国)
伊藤美誠(スターツ) – 陳思羽(チャイニーズタイペイ)
石川佳純(全農) – ハナ・マテロワ(チェコ)

男子ダブルス2回戦

宇田幸矢/戸上隼輔 – ニアゴル・ストヤノフ/Mihai BOBOCICA(イタリア)

女子ダブルス2回戦

伊藤美誠/早田ひな – ハナ・マテロワ(チェコ)/バラボラ・バラージョバー(スロバキア)

混合ダブルス2回戦

張本智和/早田ひな – 黄鎮廷/杜凱琹(中国香港)

WTT(World Table Tennis)とは

WTTとは、ITTF(国際卓球連盟)が新たにスタートさせた、卓球の国際大会の新シリーズのこと。

WTTでは、これまで開催していたITTFワールドツアーを廃し、新たに「グランドスマッシュ」を五輪・世界選手権に並ぶ最上級カテゴリーの大会として位置づける。その他に「カップファイナル」、「チャンピオン」、「スターコンテンダー」、「コンテンダー」などのカテゴリー別大会が開催される。


図:WTT概要/作成:ラリーズ編集部

今大会は最上級カテゴリーである「グランドスマッシュ」となる。日本代表からは、男子は張本智和(木下グループ)、戸上隼輔(明治大)、宇田幸矢(明治大)、森薗政崇(BOBSON)が、女子は伊藤美誠(スターツ)、石川佳純(全農)、平野美宇(日本生命)、早田ひな(日本生命)、加藤美優(日本ペイントマレッツ)、佐藤瞳(ミキハウス)が本戦に参戦する。

石川佳純インタビュー(2021年6月公開)


写真:石川佳純(全農)/提供:全農

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宇田幸矢 試合動画

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