大会報道 【卓球】張本・平野チームが快勝で準決勝へ 次戦は“ワルドナー2世”と対戦予定<ユース五輪2018 8日目の結果>
2018.10.15
文:ラリーズ編集部
*写真は平野美宇(日本生命)
<第3回ユースオリンピック競技大会(アルゼンチン・ブエノスアイレス) 2018年10月6日~10月18日>
14日、ユースオリンピック競技大会卓球競技は8日目を迎え、混合団体決勝トーナメントが始まった。混合団体は男女1名ずつで構成されるチーム戦で、1番手が女子シングルス、2番手が男子シングルス、3番手が混合ダブルスとなっている。
日本代表として、張本智和(10月度男子世界ランキング8位・15歳)=JOCエリートアカデミー=、平野美宇(10月度女子世界ランキング9位・18歳)=日本生命=が出場しており、予選リーグを全勝で突破した。
決勝トーナメント初戦はベラルーシ/ギリシャチームと対戦し、平野、張本はそれぞれシングルスをゲームカウント3-0のストレート勝利し、マッチカウント2-0で圧勝。そして迎えた準々決勝は、アゼルバイジャンと対戦し、この試合も平野、張本はそれぞれシングルスを快勝しマッチカウント2-0で勝利した。平野は混合団体に入ってからシングルスを1ゲームも落とさない完璧な試合運びで準決勝に進出した。
次戦は2017年世界ジュニア選手権シングルス準優勝、モアガド・トゥルース(同173位・16歳)=スウェーデン=擁する国際ペアと15日10時(日本時間15日22時)から対戦だ。中国選手が上位を占めた世界ジュニアでの圧倒的な活躍から、「ヤン・オベ・ワルドナー(スウェーデン、1992年バルセロナオリンピック金メダリスト)2世」との呼び声も高い。
張本智和は今年の世界選手権(団体戦)の前哨戦として行われた日本対スウェーデンの試合でモアガドと対戦。その際には張本がゲームカウント3-2のフルゲームで勝利しているが、油断はならない。
そして、15日は現地時間18時30分(日本時間16日6時30分)から混合団体決勝戦が予定されている。対戦相手はおそらく王楚欽・孫穎莎を擁する中国であろう。張本・平野はシングルスのリベンジなるか。
ユース五輪2018 8日目の結果
混合団体 決勝トーナメント 初戦 日本 2-0 ベラルーシ/ギリシャ
◯平野美宇 3-0 BOGDANOVA Nadezhda(ベラルーシ)
11-5/11-5/11-6
◯張本智和 3-0 SGOUROPOULOS Ioannis(ギリシャ)
11-6/11-1/11-8
混合団体 決勝トーナメント 準々決勝 日本 2-0 アゼルバイジャン
◯平野美宇 3-0 NING Jing(アゼルバイジャン)
14-12/11-8/11-9
◯張本智和 3-1 YU Khinhang(アゼルバイジャン)
11-9/14-16/11-7/11-7