エース・岩渕、金メダル目指す 東京パラ五輪が25日開幕<卓球・パラ五輪見どころ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:岩渕幸洋/提供:ittfworld

大会報道 エース・岩渕、金メダル目指す 東京パラ五輪が25日開幕<卓球・パラ五輪見どころ>

2021.08.24

文:ラリーズ編集部

<東京パラ五輪卓球競技 8月25日~9月3日 場所:東京体育館>

8月25日から、東京パラ五輪卓球競技が開幕する。日本からは11選手が出場し、メダルをかけて熱い戦いを繰り広げる。

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東京パラ五輪卓球競技とは

東京パラ五輪卓球競技は、男女団体と男子シングルスの4種目行われ、障害の程度によって全11クラスに分けられている。男女ともにクラス1~5が車いすで競技を行い、クラス6~10は立位で行う。また、クラス11は知的障害を持つ選手が出場する。

男子見どころ

日本からは、岩渕幸洋(協和キリン)、浅野俊(PIA)、井上全悠(山陽学園大学)、加藤耕也(あいおいニッセイ同和損害保険)、竹守彪(TOMAX)、皆見信博(香川光卓友会)、八木克勝(モルガン・スタンレー・グループ)の計7選手が出場する。


写真:2016年リオパラ五輪の岩渕幸洋/提供:ittfworld

注目は、日本選手団の旗手を務めた岩渕幸洋だ。日本リーグ1部の協和キリンに所属する岩渕は、数多くのワールドツアーで優勝を果たし、2018年のパラ世界選手権では男子シングルス3位に輝いた日本パラ卓球界のエース。前回のリオパラ五輪ではメダル獲得は叶わなかったが、今大会では悲願の金メダルを狙う。

女子見どころ

日本からは、伊藤槙紀(CTCひなり)、竹内望(エントリー)、友野有理(日本体育大学)、古川佳奈美(博多卓球クラブ)の計4選手が出場する。


写真:2018年世界選手権の古川佳奈美/提供:ittfworld

女子では、古川が注目だ。しゃがみ込みサービスを得意とする古川は、2018年のパラ世界選手権で3位入賞を果たし、一躍脚光を浴びた。以降も、2019年のジャパンオープンで3位に輝くなど、着実に成績を残し今大会の出場権を勝ち取った。初出場となるパラ五輪で、金メダルを勝ち取れるか。

25日 日本選手試合予定

9:40~ 男子シングルスクラス9予選

岩渕幸洋 – アシュリー・フェイシー トンプソン(イングランド)

11:00~ 男子シングルスクラス2予選

皆見信博 – チャ・スヨン ヨン(韓国)

12:20~ 女子シングルスクラス8予選

友野有理 – 茅経典(中国)

16:00~ 女子シングルスクラス11予選

古川佳奈美 – ナタリア・コスミナ(ウクライナ)

18:00~ 女子シングルスクラス10予選

竹内望 – ナタリア・パルティカ(ポーランド)

18:40~ 男子シングルスクラス11予選

浅野俊 – サミュエル フィリップ・ボン アイネム(オーストラリア)

19:20~ 男子シングルスクラス7予選

井上全悠 – イスラエル・ペレイラ ストゥロ(ブラジル)

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