文:ラリーズ編集部
<ITTF PTT ジャパンオープン2019東京大会 2019年8月1日~8月3日>
パラ卓球ジャパンオープン2019東京大会が、8月1日から8月3日まで開催された。2020年に東京パラ五輪を控える中、世界トップレベルの選手がしのぎを削った。
8月2日に行われた個人戦で、クラス10で優勝した垣田斉明(八代市役所)とクラス9で3位に入った岩渕幸洋(協和キリン)の2人で組んだ団体戦は、決勝で敗れたものの準優勝に輝いた。
岩渕は試合後、「ジャパンオープン個人戦3位団体戦2位でした。いつも応援してくださる方々の前で試合が出来たこと、本当に嬉しかったです。そして地元東京で出来る素晴らしさを実感することが出来ました。来年は最後まで勝っていられるようまた一から出直します。ありがとうございました!」と自身のSNSを更新。来年迎えるパラ五輪へ向けて決意を綴った。
ジャパンオープン??
個人戦3位団体戦2位でした。
いつも応援してくださる方々の前で試合が出来たこと、本当に嬉しかったです。
そして地元東京で出来る素晴らしさを実感することが出来ました。
来年は最後まで勝っていられるようまた一から出直します。
ありがとうございました!Photo: YUKI OKADA pic.twitter.com/8iXMdPmL5K
— 岩渕幸洋 (@i_koyo) August 4, 2019
日本人選手主な結果
男子の部
男子クラス4
準優勝:日本2(齊藤元希・玉津徹也)
男子クラス5
3位:日本/オランダ混成(中村亮太・VAN GRUNSVEN,Gerardus)
男子クラス7
3位:日本1(八木克勝・井上全悠)
男子クラス8
3位:日本1(立石アルファ裕一・宿野部拓海)
男子クラス10
準優勝:日本(岩渕幸洋・垣田斉明)
男子クラス11
準優勝:日本1(加藤耕也・竹守彪・高橋利也)
3位:日本2(宮内良・竹田隆・木川田優大)
女子の部
女子クラス8-10
準優勝:日本1(竹内望・工藤恭子)
3位:日本/ウクライナ混成(石河惠美・LYTOVCHENKO,Maryna・SHYNKAROVA,Iryna)
女子クラス11
準優勝:日本2(伊藤槙紀・櫨山七菜子)
3位:日本1(古川佳奈美・美遠さゆり)
解説:パラ卓球のルール
一般のルールとほとんど同じだが、障がいによって少し異なっている。
・車いすを使用する選手がサーブを打つ際、相手コートのサイドラインを横切るとレットとなり、サーブがやり直しになる。
・車いすの場合、打球する前にどちらかの手がテーブルに触れた場合は、相手に1ポイントが与えられる。
・立位の選手でクラッチ(杖)を使用している場合、クラッチは腕の延長と考えられ、クラッチが卓球台に触れると反則となる。
補足:パラ卓球11段階のクラス分け
パラ卓球は大きく「車いす」と「立位」の部に分かれ、それぞれ障がいの重さにより5段階のクラスが設けられている。(車いすがクラス1~5、立位がクラス6~10。障がいが軽くなるにつれ、クラスの数字が大きくなる)また知的障がいがクラス11として設けられている