文:ラリーズ編集部
<ノジマTリーグ2019/20シーズン 12月7日(土)貝塚市立総合体育館>
7日、ノジマTリーグでは現在首位の日本生命レッドエルフ(以下日本生命)が2位の日本ペイントマレッツ(以下日ペM)を3-1で下した。
ダブルスでは日本生命の15歳・赤江夏星がTリーグで初出場し、若手らしい思い切りの良さで見事勝利をあげた。一方の日ペMの小塩遥菜も初出場となったが、森さくらに善戦するも惜しくも敗れた。
森さくら、世界ジュニア準優勝の小塩を撃破
写真:森さくら(日本生命レッドエルフ)/提供:©T.LEAGUE
最初のダブルスでは日ペMの李皓晴(リ・ホチン)/蘇慧音(スー ワイ ヤム ミニー)が経験値の高さを見せ、第1ゲームを先取する。第2ゲームも終盤まで流れを渡さず10-6でマッチポイントを握るが、ここから日本生命の前田美優/赤江夏星が息を吹き返す。調子の上がらなかった赤江のフォアハンドが炸裂し、11-10で取り返す。最終ゲーム6-6からでは前のゲームの勢いそのままに前田/赤江ペアが点数を重ね、最後は前田のネットインで試合を決めた。
続くシングルスは森さくらと小塩遥菜の対決となった。先日の世界ジュニア卓球選手権大会では、女子シングルスで準優勝を果たしたカットマンの小塩。その小塩に対して森はバックサーブから回転量の多いドライブで第1ゲームを先取する。先にゲームを取られた小塩はカットに加え、ラリー中に攻撃に転じることで活路を見出し1ゲームを奪うも、冷静にドライブを打ち分けた森がこの試合を制した。
勝利に王手をかけた第3マッチは前田美優と松平志穂の対戦となった。後がない日ペMの松平は得意の王子サーブからコースを突いた3球目攻撃を見せ、前田の速いピッチにも対応し第1ゲームを奪う。その後も松平が徹底して調子の上がらない前田のバックを狙い、ストレートで勝利し、次につないだ。
第4マッチは勝利を決めたい日本生命の陳思羽(チェン・ズーユ)と、ビクトリーマッチに持ち込みたい日ペMの蘇慧音との対決。第1ゲームは陳思羽がゲームを支配し、わずか1点しか与えないという完璧な試合運びを見せた。しかし第2ゲームからは蘇慧音も徐々に対応する。だが最後は蘇慧音の回り込んだフォアがオーバーし、陳思羽に軍配が上がった。
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スコア:日本生命レッドエルフ 3-1 日本ペイントマレッツ
写真:久々の出場で勝ち星をあげた松平志穂(日本ペイントマレッツ)/提供:©T.LEAGUE
◯前田美優/赤江夏星 2-1 李皓晴/蘇慧音
8-11/11-10/11-9
◯森さくら 3-1 小塩遥菜
11-6/11-10/10-11/11-9
前田美優 0-3 ◯松平志穂
6-11/10-11/7-11
◯陳思羽 3-1 蘇慧音
11-1/11-9/10-11/11-6
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