文:ラリーズ編集部
<ノジマTリーグ2019/20シーズン 12月28日(土)感謝と挑戦のTYK体育館>
28日、ノジマTリーグで日本生命レッドエルフ(以下日本生命)がTOP名古屋(以下トップ)に3-1で勝利した。ダブルスで日本生命が1本取り、続くシングルスでトップが取り返し、マッチカウントは1-1となる。そこから日本生命が田志希(チョン・ジヒ)、早田ひなと2試合連続で、ゲームカウント0-2の窮地から3ゲームを連取し、大逆転でこの試合を勝利に導いた。
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第3、第4マッチは日本生命が0-2からの大逆転
写真:最後は思い切って攻めた田志希(チョン・ジヒ)/提供:©T.LEAGUE
第1マッチのダブルス、トップからは中央大学の先輩後輩ペアである森田彩音と梅村優香が登場した。一方、日本生命からは陳思羽(チェン・ズーユ)・田志希が登場した。出足でミスの目立つ森田・梅村のペアに対して、陳思羽・田志希がお互いにフォアドライブを積極的に使い、第1ゲームを奪う。流れを変えたい森田・梅村ペアは第2ゲームは序盤から先手を取ろうと試みるが、安定感のある日本生命ペアからなかなかリードを奪えない。そのまま流れを変えることができず、陳思羽・田志希ペアがストレートで勝利した。
写真:森さくら/提供:©T.LEAGUE
第2マッチはトップのハン・インと日本生命の森さくらとの対戦となった。ハン・インは前日日本ペイントマレッツ戦で、第3マッチとビクトリーマッチで2本とる大活躍を見せている。パワーのある森のドライブが序盤から冴え、第1ゲームを取る。第2ゲームも森が得点率の高いサーブとミドルへのドライブを上手く使っていたが、中盤からハン・インが自分のペースに持ち込み、逆転でこのゲームを奪う。第3ゲームからはベテランのハン・インが深い、回転量の分かりづらいカットとカットからの攻撃で森を翻弄し、3-1で勝利を収めた。
写真:惜しくも敗れたサマラ/提供:©T.LEAGUE
続く第3マッチはエリザベタ・サマラと田志希とのサウスポー対決となった。第1ゲームはサマラの6連続得点で始まり、完全にサマラのペースとなる。最後はサマラがサービスエースでこのゲームを奪った。第2ゲームも第1ゲーム同様、サマラが最後サービスエースを決め、連続でこのゲームも奪った。このまま負けるわけにはいかない田志希は、得意の速攻が冴えだし、第3、4ゲームを奪い、ゲームカウントを2-2とする。6-6から始まる最終ゲーム、お互いがタイムアウトを使う緊迫した展開になるも、最後は思い切って攻めた田志希がこの試合を逆転で制した。
写真:初勝利とはならなかったヤン・ハウン/提供:©T.LEAGUE
ここで勝ちを決めたい日本生命は早田ひなが登場した。一方、あとがないトップはヤン・ハウンに勝敗を託す。一進一退の攻防が続く第1ゲームは、バックがまだ合っていない早田に対して、ヤン・ハウンが接戦をものにし、第2ゲームも4-4から7連続ポイントで一気に突き放し、2ゲーム連取する。第3ゲームは後がない早田が食い下がり、1ゲームを取り返すと、流れに乗った早田はバックも入るようになり、サーブ3球目で攻め立てる。このゲームを取り、勝負を最終ゲームに持ち込むと、完全に調子を取り戻した早田が11-8でこの試合をものにし、チームの勝利を決めた。
写真:勝利した日本生命レッドエルフ/提供:©T.LEAGUE
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スコア:TOP名古屋 1-3 日本生命レッドエルフ
写真:前日に続き勝利を収めたハン・イン/提供:©T.LEAGUE
森田彩音/梅村優香 0-2 ◯陳思羽/田志希
5-11/7-11
◯ハン・イン 3-1 森さくら
5-11/11-8/11-9/11-7
エリザベタ・サマラ 2-3 ◯田志希
11-4/11-10/4-11/7-11/9-11
ヤン・ハウン 2-3 ◯早田ひな
11-10/11-4/8-11/5-11/8-11