文:ラリーズ編集部
<ノジマTリーグ2019/20シーズン 12月30日(月)アリーナ立川立飛>
30日、ノジマTリーグ・女子の試合が行われ、日本生命レッドエルフ(以下、日本生命)が木下アビエル神奈川(以下、KA神奈川)をマッチカウント4-0で下した。
第2マッチでは早田ひな(日本生命)と石川佳純(KA神奈川)の対決も見られ、1800人を越える観客を沸かせた。
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年間王者みゆうペア、苦杯を喫する
写真:長﨑美柚(写真左)・木原美悠/提供:©T.LEAGUE
首位日本生命と2位KA神奈川の首位攻防戦。年の瀬の12月30日にも関わらず、アリーナ立川立飛には1800人を越えるファンが詰めかけた。
第1マッチのダブルスは、KA神奈川からはITTFワールドツアーグランドファイナル優勝で勢いに乗る10代ペア、木原美悠/長﨑美柚が登場。対する日本生命からは陳思羽(チェンズーユ)/田志希(チョンジヒ)の国際ペアが出場した。チャイニーズタイペイの陳思羽と韓国のサウスポー田志希が組むダブルスが見られるのもTリーグの面白い部分の1つだ。試合は、2ゲーム目のデュースを制した日本生命ペアが木原/長﨑ペアに勝利した。
日本最高峰のサウスポー対決を早田が制す
写真:石川佳純/提供:©T.LEAGUE
第2マッチは、早田(日本生命)と石川(KA神奈川)の日本最高峰のサウスポー対決となった。早田と石川は2019年1月の全日本でも対戦があり、その際は4-1で早田が勝利を収めている。この試合も1~3ゲーム目まですべて11-10と拮抗した展開となった。4ゲーム目を石川が奪い、ゲームカウント2-2で最終ゲームへもつれ込んだ。
最終ゲーム、先にマッチポイントを握ったのは早田だった。石川が2度追いつくも、3度目のマッチポイントで早田がサービスエース。激戦をものにした早田が、石川から値千金の白星でシーズン8勝目をあげた。
写真:今季8勝目の早田ひな/提供:©T.LEAGUE
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森、田志希もキレのある動きを見せる
勢いに乗る日本生命は、続く第3マッチも気合十分の森さくら(日本生命)が長﨑(KA神奈川)を3-0で下し、大きなガッツポーズ。終始森の気迫が長﨑の卓球を上回った。
写真:田志希/提供:©T.LEAGUE
第4マッチは世界ランキング16位・田志希(日本生命)と同15位の杜凱琹(ドゥホイカン)の対決に。勝利が確定した日本生命は、1点ごとにベンチも大盛り上がり。田志希もキレのある動きを見せ、振れば入る状態になり得点を重ねる。国際大会で6度対戦し4勝2敗と勝ち越している相性の良さを見せ、田志希が勝利を掴み取った。
KA神奈川が、チーム発足以来初の0-4負けを喫した。一方勝利した日本生命は勝ち点4を獲得。首位をがっちりキープし、2020年を迎えることになった。
写真:勝利した日本生命レッドエルフメンバー/提供:©T.LEAGUE
>>団体戦のダブルスは超重要!? Tリーグの試合結果から分析
スコア KA神奈川 0-4 日本生命
木原美悠/長﨑美柚 0-2 〇陳思羽/田志希
4-11/10-11
石川佳純 2-3 〇早田ひな
11-10/10-11/10-11/11-8/11-13
長﨑美柚 0-3 〇森さくら
7-11/10-11/9-11
杜凱琹 1-3 〇田志希
6-11/6-11/11-7/8-11