文:ラリーズ編集部
<ノジマTリーグ2019/20シーズン 2月1日(土) 愛西市親水公園体育館>
1日、ノジマTリーグ・女子の試合が行われ、トップおとめピンポンズ名古屋(以下、トップ)が木下アビエル神奈川(以下、KA神奈川)が対戦。マッチカウント3-2でKA神奈川が勝利を収め、3位のトップとの差を5に広げた。また、KA神奈川は1/26の日本ペイントマレッツ戦に続く勝利で、2連勝とした。
鈴木/梁ペアが5連勝達成
写真:鈴木李茄・梁夏銀(ヤンハウン)ペア/提供:©T.LEAGUE
第1マッチのダブルスには、トップからはTリーグでダブルス4連勝中の鈴木李茄/梁夏銀(ヤンハウン)ペア、KA神奈川からは初のペアリングとなる森薗美月/木原美悠ペアが出場。
第1ゲームは、初のペアリングで少し動きが固かった森薗/木原ペアに対して、鈴木/梁ペアは滑らかな動きで余裕を見せる。ラリー戦にもしっかり勝利して、このゲームは鈴木/梁ペアが奪取。続く第2ゲームは、出だしこそ森薗が積極的な攻めを見せるも、以降は鈴木/梁ペアが3球目攻撃、レシーブに安定感を見せ、11連続ポイントを奪って圧勝。ダブルスはトップが制する。
長﨑、激戦の10代対決を制す
写真:10代対決を制した長﨑美柚/提供:©T.LEAGUE
第2マッチのシングルスには、トップからは出澤杏佳、KA神奈川からは長﨑美柚が出場。
第1ゲームはラリー戦を粒高ラバーの変化で制した出澤がモノにし、第2ゲームもペースを握り続ける。しかし、KA神奈川がタイムアウトを取り、そこから挽回した長﨑がこのゲームを奪取する。
第3ゲーム以降は長﨑がフォアドライブで攻め、出澤は長﨑にフォアドライブを打たせないレシーブやブロックで点を取り合う展開になり、第3ゲームは出澤が、第4ゲームは長﨑がものにする。勝負の最終第5ゲームも展開は変わらなかったが、最後はフォアドライブを打ち続けた長﨑が接戦を制して、勝利を挙げた。
木原も貴重な勝ち星をあげる
写真:木原美悠も勝利を飾る/提供:©T.LEAGUE
第3マッチは梁夏銀と木原美悠が対戦。第1マッチのダブルスに出場した選手同士の試合となった。
接戦になると予想されたが、序盤から木原が一方的に攻める展開であっという間に2ゲームを連取。しかし、第3ゲームは梁が粘りを見せる。バックドライブからのラリーを展開して木原のミスを誘い、このゲームを奪う。この勢いのまま反撃に転じたい梁だったが、第4ゲームは木原がバックに貼っている表ソフトの変化をつけた打球で梁を圧倒。このゲームを制し、ゲームカウント3-1で木原が勝ち星を得た。
森田の価値ある一勝で同点に
写真:勝負強さを見せた森田彩音/提供:©T.LEAGUE
第4マッチは、トップからは森田彩音、KA神奈川からは浜本由惟が出場。森田と浜本は共にエリートアカデミー出身で、森田が浜本の1つ上の先輩ということもあり、注目の一戦となった。
試合は、序盤から浜本が得意の投げ上げサーブで3球目を狙いに行くが、浜本の手の内を知り尽くした森田はレシーブエースを重ね、第1ゲームを先取。続く第2ゲームも一時は浜本がリードするも、森田が粘って勝利。ゲームカウント2-0と、王手をかけた。
しかし、第3ゲームからは浜本が投げ上げサーブだけでなく、巻き込みサーブを使うように。すると、これが森田のレシーブを甘くさへ、浜本のドライブが炸裂。第3ゲームは浜本が奪取。第4ゲームもサーブを使い分けた浜本が攻めるが、サーブに慣れてきた森田が安定したレシーブと、固いブロックで浜本の攻めを寄せ付けず、このゲームに勝利。
チームにとっても、Tリーグ4連敗中の森田自身にとっても、価値ある一勝を挙げた。
長﨑美柚が激戦に終止符
写真:ビクトリーマッチを制したのは長﨑/提供:©T.LEAGUE
ビクトリーマッチには、ともにシングルスで勝利を挙げた森田彩音と長﨑美柚が出場。第4マッチを制したばかりで勢いのある森田が優勢かと思われたが、試合は強烈な両ハンドドライブで圧倒的なラリー戦の強さを発揮した長﨑のペースで進み、最後はサービスエースで得点を奪う完勝。長﨑がシングルスで2勝を挙げ、チームに勝利をもたらした。
スコア TOP名古屋 2-3 ○ 木下アビエル神奈川
全試合ダイジェスト映像はこちら
○鈴木李茄/梁夏銀 2-0 森薗美月/木原美悠
11-6/11-2
出澤杏佳 2-3 ○長﨑美柚
11-6/9-11/11-10/7-11/10-15
梁夏銀 1-3 ○木原美悠
6-11/3-11/11-6/1-11
○森田彩音 3-1 浜本由惟
11-5/11-9/7-11/ 11-7
森田彩音 0-1 ○長﨑美柚
4-11