文:ラリーズ編集部
<日本生命「未来応援プロジェクト」 Tリーグ選抜対高校3年生 卓球ドリームマッチ・アリーナ立川立飛>
10月24日、日本生命「未来応援プロジェクト」Tリーグ選抜対高校3年生の卓球ドリームマッチが行われ、第3マッチで東京五輪代表に内定している水谷隼(木下マイスター東京)が手塚崚馬(明徳義塾高)にゲームカウント2-0で勝利を収めた。
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“手塚パンチ”炸裂も水谷の安定感が勝る
手塚は、男子選手では珍しく“手塚パンチ”と称されるスマッシュを多用する特異な戦型で、2020年全日本選手権ジュニアの部ベスト4など高校卓球界のトップを走ってきた。
写真:“手塚パンチ”で水谷のロビングを打ち抜く場面も/撮影:ラリーズ編集部
試合は、手塚が思い切りの良いスマッシュで打ち抜く場面も見られたが、世界でも随一の安定感を誇る水谷の守備力が勝り、ゲームカウント2-0で水谷に軍配が上がった。
写真:水谷隼(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部
試合後、勝利した水谷は「伊藤美誠選手を彷彿させるような強烈なスマッシュを何本も決められてびっくりしました。男子選手でスマッシュする選手はなかなかいなくて、非常に彼の良い特徴になっていると思います」と手塚の独特なプレーを称賛した。
「目標は日本代表」
一方、敗れた手塚は「水谷選手は本当にミスが少なくて、いつもだったら決まっているボールもとられてしまった」と東京五輪代表に内定している水谷のプレーに舌を巻くとともに「こういう経験を次に活かしていきたい」とコメント。
写真:手塚崚馬(明徳義塾高)/撮影:ラリーズ編集部
「目標は日本代表で戦うこと」と今後の目標を語る手塚に対し、水谷は「(今回の試合が)彼にとっていい経験、いい思い出になってくれれば嬉しいです。ミスを恐れずにどんどんスマッシュを打ってきましたし、最近のトレンドであるチキータも何本も積極的にやってきた。今後とも継続してやってもらえたら」とエールを送った。
写真:手塚崚馬(明徳義塾高・写真左)と水谷隼(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部
Tリーグ選抜vs高校3年生
写真:手塚崚馬(写真手前)と水谷隼/撮影:ラリーズ編集部
第3マッチ
〇水谷隼(木下マイスター東京) 2-0 手塚崚馬(明徳義塾高)
11-8/11-6