文:ラリーズ編集部
<ノジマTリーグ2020-2021シーズン 11月17日(火)>
卓球・ノジマTリーグサードシーズン男子開幕戦は、木下マイスター東京(以下、KM東京)が琉球アスティーダ(以下、琉球)にマッチカウント4-0で勝利した。Tリーグ2連覇中のKM東京は、これで勝ち点4を獲得。3連覇に向け、快調なスタートを切った。
KM東京のキャプテンを務める水谷隼が試合後、オンライン会見で開幕戦についてコメントした。
>>水谷隼「一人で強くなってやる」すべては卓球界を変えるために
水谷隼「いい結果で満足」
KM東京の邱建新監督は、「今日はとても嬉しいです。4-0勝利でいいスタートが切れた」と試合を振り返った。2番シングルスで勝利をあげた水谷隼(KM東京)については「他の選手に比べて悪くない。今日は水谷の60%ぐらいの力を出したかな」とコメントを残した。
写真:邱建新監督(写真右・KM東京)/撮影:ラリーズ編集部
水谷本人は「久しぶりの試合ということでワクワクも緊張もあった。いい結果で満足しています」と満足気に振り返った。
写真:水谷隼(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部
招待が届いていた国際大会・ITTFファイナルズを参加せず、水谷はTリーグ参戦を選んだ。
「Tリーグは試合が多く、自分の練習してきた成果を発揮するのに良い舞台。チームから給料もいただいていますし、チームのために全力を尽くさなければいけない。11月で3キロ痩せたが、あと3キロぐらいは痩せなきゃいけない。試合も始まってきてどんどんモチベーションも高めていかなきゃいけないがまだ発展途上。11月に入ってから、練習している時はマグロ丼しか食べてない」。
「自分には卓球しかない」
対戦相手の琉球は、宇田幸矢、戸上隼輔の明治大コンビら勢いある若手が加入し、今季の優勝候補としてあげられている。
水谷は「今日は僕たちの仕上がりはすごく良かったが、相手もナショナルチームで力のある選手ばかり。今日は勝ちましたけど明日はこういう風にはいかない」と連戦となる18日の琉球戦に向け、気を引き締めた。
写真:水谷隼(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部
1年延期となった東京五輪については「まだあまり五輪のことは考えていない。今はTリーグに専念して頑張りたい。それが五輪にも繋がる」と語る。
「コロナが広がって卓球ができなくなり、改めて自分には卓球しかないと思った。好きなことを仕事としてやれていることは幸せ。去年は1年間良くなかったのでもっと卓球と向き合って最高のパフォーマンスを皆さんに見せたい」と力強く決意を語り、会見を締めくくった。
木下マイスター東京 4–0 琉球アスティーダ
写真:木下マイスター東京メンバー/撮影:ラリーズ編集部
〇田添健汰/及川瑞基 2-0 戸上隼輔/宇田幸矢
11-9/11-4
〇水谷隼 3-0 平野友樹
11-8/11-9/11-10
〇及川瑞基 3-0 宇田幸矢
11-9/11-7/11-7
〇大島祐哉 3-0 吉村真晴
11-9/11-9/11-4