文:ラリーズ編集部
<ノジマTリーグ2020-2021シーズン 11月18日(水)>
卓球・ノジマTリーグ2020-2021シーズン開幕第2戦が行われた。昨季3位のT.T彩たま(以下、彩たま)が昨季4位に終わった岡山リベッツ(以下、岡山)をマッチカウント3-1で下し、白星スタートを決めた。
試合後、第3マッチでTリーグ初試合初勝利をあげた英田理志(彩たま)が登場し、試合を振り返った。
学生時代は“無名”の苦労人
英田は、静岡県島田商業高校から朝日大学へと進み、大学時代、東海学生選手権シングルス優勝などの実績を残した。しかし、他のトップ選手と比べると“無名”と言っても過言ではなかった。
写真:英田理志(T.T彩たま)/撮影:ラリーズ編集部
卒業後は実業団・信号器材でプレーしたが、2017年に実業団を辞め、プロに転向。参戦した北欧・スウェーデンリーグで目覚ましい成長を遂げた。
両面裏ソフトラバーのカットマンながら攻撃の割合も多いという独自のプレースタイルで勝ち星を積み上げ、2019年にはリーグ個人成績1位の17勝2敗の好成績を収め、チームの優勝にも大きく貢献した。
2020年からは彩たまに加入し、27歳にして彩たまのサードシーズン開幕戦で初出場初勝利をあげた。
“北欧帰りの遅咲きルーキー”英田
写真:英田理志にアドバイスする坂本竜介監督(T.T彩たま)/撮影:ラリーズ編集部
試合後、勝利した彩たまの坂本竜介監督は「英田の頑張りが大きい。今季スウェーデンリーグから獲得して、こいつを強くしなきゃだめだと思っていたので、開幕戦に名前を書いて勝ってくれたことが嬉しい」と英田を高く評価した。
写真:英田理志(T.T彩たま)/撮影:ラリーズ編集部
“北欧帰りの遅咲きルーキー”英田は「この舞台でプレーできるまでにいろんな方に支えていただいて、感謝の気持ちでいっぱい。今日は100点です」とコメント。
カットマンながら攻撃で点を奪う場面も多く見られ、「いろんな形で点をとれるように頑張ります。自分だけのオリジナルな戦型の卓球ができれば」と笑顔で活躍を誓った。
岡山リベッツ 1-3 T.T彩たま
上田仁/森薗政崇 1-2 〇神巧也/篠塚大登
11-7/9-11/9-11
田添響 1-3 〇松平健太
11-7/4-11/5-11/2-11
町飛鳥 1-3 〇英田理志
10-11/7-11/11-9/9-11
〇上田仁 3-2 篠塚大登
8-11/11-2/11-8/7-11/12-10
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