文:ラリーズ編集部
<卓球・ノジマTリーグ2020-2021シーズン 11月19日(木)>
卓球Tリーグサードシーズン初試合となったトップおとめピンポンズ名古屋(以下、名古屋)は、日本ペイントマレッツ(以下、ニッペM)にマッチカウント1-3で敗れた。
第1マッチのダブルスには、異例の現役復帰を果たした井林茉里奈(名古屋)が登場した。
>>元世界卓球代表が異例の現役復帰 TOP名古屋、井林茉里奈の選手契約発表
“事務局員兼Tリーガー”の井林茉里奈
井林(旧姓:松澤)は、2019年の現役引退まで実業団で活躍していた選手だ。全日本社会人選手権での優勝や、全日本選手権ではシングルス3位入賞し、世界選手権の代表としても選出されたという輝かしい実績を持つ。
写真:井林茉里奈(トップおとめピンポンズ名古屋)/撮影:ラリーズ編集部
現役引退後は、名古屋の事務局で広報担当として、チームに尽力していたが、先日、選手として異例の現役復帰することが発表され、“事務局員兼Tリーガー”として二足のわらじを履きプレーする。
現役復帰1戦目は惜しくも敗戦
第1マッチのダブルスに登場した井林は鈴木李茄と息の合ったプレーを見せたが、フルゲームデュースで敗れた。
「現役復帰する機会を貰えることはなかなかないので、楽しんで試合をやろうと思って試合に入りました。鈴木選手としっかり話して試合ができた。残念ながら負けてしまったが次に繋がる良い試合ができた」と引退して約1年半ぶりの現役復帰1試合目を振り返った。
写真:井林茉里奈(写真右・トップおとめピンポンズ名古屋)/撮影:ラリーズ編集部
現役復帰に関して「感慨深さはそんなにない(笑)」と笑うが「自分が試合に出るので、1勝でも勝ってチームに貢献できるように頑張りたいという思いがありました」とすでに選手としての顔つきを取り戻している。
「前までピッチが速い卓球が主だったが、しっかり溜めて打つことなど、現役のときにはできなかった技術を取り入れることができている。今日も少しはそれを出せた。ニュー井林を見せられるように頑張りたい」。現役復帰してなお成長を遂げている“Tリーガー兼広報担当”のプレーに注目だ。
トップおとめピンポンズ名古屋 1-3 日本ペイントマレッツ
井林茉里奈/鈴木李茄 1-2 〇永尾尭子/シャン・シャオナ
5-11/11-6/10-12
〇リン・イエ 3-1 小塩遥菜
11-8/7-11/11-4/11-8
出澤杏佳 1-3 〇シャン・シャオナ
10-11/11-4/6-11/8-11
山本笙子 0-3 〇サウェータブット・スターシニー
9-11/6-11/7-11