現役高校生・麻生麗名、Tリーグデビュー 惜敗も指揮官は「僕の中では90点」と高評価 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:麻生麗名(日本生命レッドエルフ)/提供:©T.LEAGUE

大会報道 現役高校生・麻生麗名、Tリーグデビュー 惜敗も指揮官は「僕の中では90点」と高評価

2020.12.15

文:ラリーズ編集部

<卓球・ノジマTリーグ2020-2021シーズン 12月15日(火)>

Tリーグサードシーズン女子の試合が行われ、日本生命レッドエルフ(以下、日本生命)がトップおとめピンポンズ名古屋(以下、名古屋)をマッチカウント3-2で下した。日本生命は今季6勝目、一方の名古屋は開幕からいまだ白星なしの8連敗となった。

また、日本生命では現役高校生の麻生麗名(あそうれいな・香ヶ丘リベルテ高)がTリーグデビューを果たした。

>>麻生麗名の使用用具・大会成績・プロフィール

ダブルスは“8歳差ペア”が完勝

開幕から勝利のない名古屋は、何とか反撃の糸口を見出すため、カットマンのハン・インと異質型の出澤杏佳を組ませた新ダブルスで試合に臨んだ。対する日本生命は、開幕からレギュラー起用されている前田美優/赤江夏星ペア。


写真:ハン・イン(写真左)、出澤杏佳ペア/提供:©T.LEAGUE

「ハンイン選手は(カットの)回転がわかりづらい。出澤選手もやりづらいボールを送ってくる。今日は正直自信がなかった」と振り返った前田だが、見事ストレートで今季6勝目をあげた。


写真:前田美優(写真左)、赤江夏星ペア/提供:©T.LEAGUE

前田はパートナーの赤江を「思い切りの良さ、対応力がある」と評価し、赤江も前田を「試合中でもそれ以外でも助けてもらっている」と信頼を寄せる。日本生命の村上恭和総監督も「1番のポイントはダブルス。今日はよく頑張った」と24歳前田と16歳赤江の8歳差ペアを称賛した。

2番では現役高校生麻生がTデビュー

2番シングルスに登場したのは、18歳、現役高校生の麻生だ。日本生命と同じ体育館で練習するジュニアアシスト卓球アカデミーで腕を磨き、2020年の全日本ジュニア女子シングルスではベスト8に入った期待の逸材だ。


写真:麻生麗名(日本生命レッドエルフ)/提供:©T.LEAGUE

恵まれた体格を活かした両ハンドドライブが持ち味の麻生は、リン・イエ(名古屋)を相手に1ゲームを奪うもゲームカウント1-3で敗れた。

敗れはしたものの村上監督は麻生について「僕の中では90点に近い。負けましたが落ち着いてプレーして自分の力を出し切っていた」と高く評価した。

一方の麻生は「試合に出ると言われて不安だったが、出るからには自分のプレーを出そうと持った。自分的には70点。バック対バックのラリーや3球目攻撃で得点できたが、同じミスを繰り返してしまった」と手応えとともに反省を述べた。

早田が敗れるもビクトリーマッチで勝利

日本生命は、早田ひなが第3マッチでハン・イン(名古屋)に惜敗するも、第4マッチで于梦雨(ユモンユ)、ビクトリーマッチで早田が勝利し、今季6勝目(1敗)をあげた。


写真:ハン・イン(名古屋)/提供:©T.LEAGUE

日本生命は7試合で6勝・勝ち点19と、8試合で7勝・勝ち点22の首位、木下アビエル神奈川を追いかける。3位の日本ペイントマレッツが5試合で1勝・勝ち点3、最下位の名古屋は開幕から8連敗の勝ち点2とすでに女子は日本生命と木下アビエル神奈川の“2強”の争いとなっている。

12月には直接対決が2試合控えており、村上監督は「戦力的には不利かと思ってますが、2試合とも楽しみにしてます」と首位攻防戦に意気込みを語った。


写真:早田ひな(日本生命レッドエルフ)/提供:©T.LEAGUE

日本生命レッドエルフ 3-2 トップおとめピンポンズ名古屋

〇前田美優/赤江夏星 2-0 ハン・イン/出澤杏佳
11-8/11-9

麻生麗名 1-3 〇リン・イエ
11-7/8-11/4-11/9-11

早田ひな 1-3 〇ハン・イン
9-11/10-11/11-9/10-11

〇于梦雨 3-0 エリザベタ・サマラ
11-4/11-7/11-3

〇早田ひな 1-0 リン・イエ
11-6

麻生麗名インタビュー


写真:麻生麗名(日本生命レッドエルフ)/撮影:ハヤシマコ

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特集・日本生命レッドエルフ


写真:日本生命レッドエルフメンバー/撮影:ハヤシマコ

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