大阪ダービーは日本ペイントに軍配 "ツインエース"の加藤美優・馮天薇「勝てて嬉しい」 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:加藤美優(日本ペイントマレッツ)/提供:©T.LEAGUE

大会報道 大阪ダービーは日本ペイントに軍配 “ツインエース”の加藤美優・馮天薇「勝てて嬉しい」

2020.12.24

文:ラリーズ編集部

<卓球・ノジマTリーグ2020-2021シーズン 12月24日(木)>

Tリーグ女子の試合が行われ、大阪をホームとする両チームの戦いは、日本ペイントマレッツ(以下、ニッペM)が日本生命レッドエルフ(以下、日本生命)にマッチカウント3-1で勝利した。

加藤美優と馮天薇(フォンティエンウェイ)のツインエースが3点を奪ったニッペMは、6戦ぶりの白星となった。

馮天薇が2点取り


写真:馮天薇(写真右)・永尾尭子ペア/提供:©T.LEAGUE

今季2勝目を手にしたニッペMの三原監督は「ようやく馮、加藤が両方勝って、試合に勝利できた。特に加藤はほぼ負けに近い形をうまく勝ちに繋げた。馮天薇は、1本目から声出していて、今日は違うなと。良い形の試合ができていた」と胸をなで下ろした。


写真:馮天薇(日本ペイントマレッツ)/提供:©T.LEAGUE

シンガポール代表でもある馮天薇は、五輪でメダルを3つ獲得している女子卓球界のレジェンドだ。しかし、今季のTリーグでは、入国時の14日間隔離の影響もあり、単複3戦で0勝と苦しんでいた。

今回の試合では見事単複2点取りの活躍で、ツインエースの1人としての働きを見せた。


写真:馮天薇(日本ペイントマレッツ)/提供:©T.LEAGUE

馮天薇は「勝ててとても嬉しいです。コンディションの状態もよかった。隔離明けは試合の状態や感覚が違うが、今回の試合は調整できて、自分の力が発揮できた」と満足気に振り返った。

日本人エースの加藤美優も激戦を勝利

ニッペMのチームの柱は、シンガポール代表の馮天薇と日本代表の加藤のツインエースだ。

第2マッチに登場した加藤は、昨季女子最多勝の森さくら(日本生命)を相手に、苦しみながらもフルゲームデュースで勝利を掴み取った。「相手の戦術転換に、自分も早く気づいて合わせられた。自分だけが勝つのでなく、チームで勝てた方が嬉しいし本当に良かった」。

ツインエースの活躍で今季2勝目をあげたニッペM。悲願のファイナル進出に向けた巻き返しはこれからだ。


写真:日本ペイントマレッツメンバー/提供:©T.LEAGUE

日本ペイントマレッツ 3-1 日本生命レッドエルフ

〇永尾尭子/馮天薇 2-1 前田美優/赤江夏星
11-8/4-11/11-8

〇加藤美優 3-2 森さくら
3-11/11-8/11-9/10-11/14-12

サウェータブット・スターシニー 1-3 〇早田ひな
11-7/9-11/10-11/4-11

〇馮天薇 3-1 陳思羽
10-11/11-5/11-7/11-3

早田ひなインタビュー


写真:早田ひな(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部

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