芝田沙季に惜敗の伊藤美誠、「国内で勝ち続けることは難しい」<卓球・Tリーグ NOJIMA CUP 2022> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:伊藤美誠(スターツ)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 芝田沙季に惜敗の伊藤美誠、「国内で勝ち続けることは難しい」<卓球・Tリーグ NOJIMA CUP 2022>

2022.08.19

文:ラリーズ編集部

<卓球・Tリーグ NOJIMA CUP 2022 日程:8月13日~14日 場所:トッケイセキュリティ平塚総合体育館>

13日、Tリーグ NOJIMA CUP 2022の女子準々決勝が行われ、伊藤美誠(スターツ)が芝田沙季(日本ペイントマレッツ)と対戦し、ゲームカウントで3-4で敗れた。

試合後、伊藤が報道陣の質問に答えた。

伊藤美誠コメント

今日の試合に関して

今回の大会は攻めても飛んでいかないボールが多くて、回り込んで攻めてもあんまり当たっていないボールがあって、お互いにタイミングがずれたりしていました。自分自身の実力が高ければ、しっかり合わせられるというか、そういう選手でも勝っていけますし、そういう部分で今回は難しい点がすごく多かったです。

そういった部分を練習するのはなかなか難しいんですけど、どんなボールが来ても大丈夫なぐらいの実力をつけるしかないなと思いました。

あとは、最近は海外の選手と対戦することが多くて、国内の選手と対戦する方が自分は難しく感じていて。これからも試合をする回数は増えていくと思うんですけど、どんどん負ける回数は増えているのかなと思います。やっぱりその中で勝ち続けることはすごく難しいなというところと、自分の今の実力はこのぐらいということを今回知れました。

今大会は第1シードで2回戦からの登場となったが

1試合目もどうにか勝ったみたいな感じなんで、お互いに難しい試合でした。1試合目から我慢で勝ったみたいな感じなんですけど、我慢の試合をしたときに「どうやったら自分から攻められるか」というところがすごく難しくて。

やっぱり、(お互いが)我慢の試合をしたときって、我慢しながら自分のパターンに持っていくのが難しい。そうすると、(我慢のしやすい)裏々の選手の方が上になってしまうことが自分の中でのポイントなので、裏々の選手でも表の選手でも、我慢の試合になったときに「どうやったらもうちょっと押せるか」ということが大事かなと思いました。

そこも練習をするというよりは実力だと思うので、そこをしっかりできるようにしたいなと思いました。落ち着いてはいたんですけど、やっぱり難しいボールが多すぎて、どこかで力が入ってしまった部分があったので、自分から力を抜いて試合ができるといいなと思いました。

芝田選手にやりにくさを感じていたか

やりにくさは少ないです。誰でもそうなんですけど、「苦手」というイメージよりも、その選手と今の自分の実力で試合ができる楽しみの方が大きいです。

ただ、自分自身では日本人の我慢してくるタイプの選手にまだまだなところがあるのは正直なところです。ただ、やっぱり勝ち負けが一番大事なので我慢しても勝つことが大事なんですけど、ちょっと今日の試合は上手くいかない点が多かったです。

結果をどのように受け止めているか

悔しい気持ちは大きいんですけど、ただちょっと(試合内容が)ゴチャゴチャでまだ気持ちが追いついていない部分があって。何で自分が得点しているかがわかりづらい感じでした。なので、悔しさはあるけど何をやったらいいかがあまり分からないです。

もちろん、全部やることが大事なんですけど、そういう(ゴチャゴチャした)ときに「どうやったら自分の調子を戻せるのかな」とは思います。けど、そういった部分もやっぱり実力なのかなと思います。

結局、全てやらないといけない部分があって、でももちろん練習してきた部分はあるので、そこはすごい自信にはなったんですけど、やっぱりやることはそこの場所場所で変わってくるので、そこは早く慣れていかないといけない部分だなとは思います。

どの会場でもどの場面でも、しっかり自分の勝負できることを持っておきたいなと思うんですけど、今日の試合では、最後の勝負どころでの何かが少なかったと思います。

パリ五輪の選考ポイントに関してはどの程度意識しているか

意識していないです。(選考方法が)どっちになるにしても、自分の中で大丈夫なようにしていきたいという気持ちがあるので。飛びぬけて1位になることは国内では難しいかもしれないですけど、Tリーグのポイントも加算される予定なので、出られる大会はしっかり出て。

もちろん、(選考方法が)早く決まったらしっかり伝えてほしいというところはありますね。あやふやにしてほしくはないので、(選考方法が)国内なのか海外なのか決まったときには、すぐに伝えてもらいたいというのは、選手全員からの願いだと思います。

ただ、今はまだ決まっていないので、どちらの大会でも大丈夫なようにしていきたいというのは、パリ五輪に出るためのこれからの目標でもあるので、練習しながら自分ができることを準備していきたいなと思います。

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