【Tリーグ】丹羽孝希にリベンジ果たした張本智和「沖縄のみなさんのために勝ち続けたい」 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:張本智和(琉球アスティーダ)/提供:琉球アスティーダ/T.LEAGUE/アフロ

大会報道 【Tリーグ】丹羽孝希にリベンジ果たした張本智和「沖縄のみなさんのために勝ち続けたい」

2022.09.21

文:ラリーズ編集部

<ノジマTリーグ2022‐2023シーズン 日時:9月18日(日) 場所:那覇市民体育館>

卓球ノジマTリーグ2022-2023シーズンでは18日に試合が行われ、琉球アスティーダと岡山リベッツが対戦した。

1番ダブルスは張本智和/木造勇人(琉球アスティーダ)ペアが 李艺杰(リイジェ)/郝帥(ハオシュアイ・岡山リベッツ)ペアと対戦し、張本/木造ペアが1ゲーム目を11-9、2ゲーム目を11-10と接戦を制しストレート勝利を挙げる。

続く2番シングルスは、先日Tリーグ初出場を果たした松下大星(琉球アスティーダ)と郝帥が対戦。この試合も接戦となったが要所を制した郝帥がストレートで松下を下した。

3番シングルスは有延大夢(琉球アスティーダ)と吉山僚一(岡山リベッツ)が対戦。吉山が思い切った攻撃で1ゲーム目を先取したが、その後有延が3ゲーム連続で取り勝利した。

4番シングルスは張本と丹羽孝希(岡山リベッツ)が対戦。先日に続いて丹羽がバックサーブやハイトスサービスを駆使したが、張本がこれに対応しストレートで勝利。11日のビクトリーマッチのリベンジを果たし、チームとしてもリベンジを果たした。

〇琉球アスティーダ 3-1 岡山リベッツ

〇張本智和/木造勇人 2-0 李艺杰(リイジェ)/郝帥(ハオシュアイ)
11-9/11-10

松下大星 0-3 郝帥(ハオシュアイ)〇
10-11/8-11/9-11

〇有延大夢 3-1 吉山僚一
7-11/11-6/11-10/11-7

〇張本智和 3-0 丹羽孝希
11-10/11-7/11-6

張本智和コメント

今日の試合を振り返って

昨日とはまたオーダーが変わって丹羽選手(に自分)を当てにいって、それがうまくハマってチームが勝てたので、昨日、今日とオーダーがよかったかなと思います。

丹羽選手には開幕戦で敗れていたが今日は勝利した

(開幕戦の)ヴィクトリーマッチでは敗れてしまったんですけど、全然気にすることはなく、「2ゲームだったら勝てる」という気持ちでこの数日間は過ごしてきたので、今日リベンジできてよかったです。

1ゲーム目を取れたのがキーポイントで、そこを取り切れたことで気持ちも楽にプレーできました。昨日も今日も競り合う場面を取り切れたっていうのが、この2日間の良かったところかなと思います。

琉球移籍後初のホームマッチとなったが

試合前も試合後も本当に熱い声援をいただいて、試合後にはサインや写真を求めていただいて、選手として本当に幸せですし、沖縄のみなさんのために勝ち続けたいなと本当に強く思いました。

丹羽選手のバックサービスについて

11日の試合で初めてバックサーブを出されたときは1ゲームマッチだったこともあり、慣れる前に試合が終わってしまいました。球筋は見ることができ、それに対してチキータをしたり、チキータが無理ならツッツキやストップをすることができたので5ゲームなら問題ないと思っていました。

有延大夢コメント

今日の試合を振り返って

ホーム2連戦ということで絶対に落としたくないゲームだったので、チームとして2連勝できたことはすごく大きいなと思っています。個人としても、昨日及川選手に負けてしまってんですけれども、チームのみんなが勝ってくれたというところで、今日はなんとしても勝ちたいという気持ちがあったので、それが実現できてよかったです。

1ゲーム目は押される展開の中でどう修正して巻き返したか

僕の場合は大きいラリーになったときは点数を取れるという自信を持ってやっているので、修正する点はラリーのはじまりであったり、相手のサービスに対してどう返球するか、自分のサーブをラリーにつなげるために監督と相談しながら進めていきました。そこの修正がよかったと思います。

ベンチの張監督とはどういう話をしていたのか

張監督は普段の練習の中で自分の長所と短所をよくわかってくれていて、「一番自信のある技術はどれか」みたいなところを普段の練習から話し合っています。今日の試合で言うと、チキータで点数になっていたんですけれども、それ以外のところでどうすれば点数が取れるかということを重点的に話していました。

3ゲーム目、追いかける展開でタイムアウトをとられ何を話していたか

相手も僕も3ゲーム目は大事だという中で、自分は前半取られていて追いかける形でタイムアウトを取られました。そのときは、相手は若手ですごく思い切られていると感じていました。

大事な場面で勢いのある両ハンドを振られていたので、なんとかそれを阻むために、監督からもう一度戦術を一から考え直してレシーブを思い切って変えてみるといった相談がありました。気持ちとしては何とかここは絶対取りたいという気持ちでプレーしていました。

張一博監督コメント

試合を振り返って

今日の試合は4試合ともいい試合でした。大星(松下大星選手)は負けてしまったんですけど、相手が強かったですし作戦的な問題でもあったので、3-1でよかったと思います。

ダブルスに関して

僕の中でダブルスは一番大事だと思ってます。ダブルスをちゃんと取れば、次のシングルスは選手たちにとってプレッシャーがものすごく少なくなるんで。ダブルスをどうしても取りたかったので、昨日に引き続き木造と智和のペアを起用しました。

オーダーがよかったのか

そうですね。一試合一試合みんなでミーティングをして、そこで話をして考えてオーダーを組みました。智和はどうしても丹羽と対決したいということで、「じゃあ4番で行こうか」という話になりました。

もし「4番で0-3で回ってきたら嫌だね」っていう話もしてたんですけど、「それなら」ということでダブルスと4番に(張本)を起用しました。

ホームの開幕戦としては最高のかたちだったのでは

オーダーが良くても選手が勝たないと意味がないので。そういう意味では、今回来ている5人は全員調子が良くて、濵ちゃん(濵田一輝選手)をいつ使うか正直迷っていたんですけど、(濵田選手を)使っても同じ結果になっていたと思います。

ただ、前日に試合をやって試合勘が残っているだろうということで、前日の試合と同じメンバーで臨みました。

有延大夢インタビュー(2020年9月公開)


写真:有延大夢/撮影:伊藤圭

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