【Tリーグ】鄭栄植「劇場の卓球は気持ちよかった」 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:T.T彩たまのホームマッチが行われた和光市民文化センターサンアゼリア/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 【Tリーグ】鄭栄植「劇場の卓球は気持ちよかった」

2022.12.26

この記事を書いた人
1979年生まれ。テレビ/映画業界を離れ2020年からRallys編集長/2023年から金沢ポート取締役兼任。
軽い小咄から深堀りインタビューまで、劇場体験のようなコンテンツを。
戦型:右シェーク裏裏

<ノジマTリーグ2022‐2023シーズン 日時:12月25日(日) 場所:和光市民文化センターサンアゼリア>

T.T彩たまホームマッチの風物詩となった印象のある「劇場で卓球を」観られる機会である。

卓球ノジマTリーグ2022-2023シーズンでは25日にT.T彩たま‐木下マイスター東京の試合が行われた。

改めて、音響の環境が素晴らしく、座席もゆったりと身体を包んでくれる。
試行錯誤を重ねてきた成果か、細部にも工夫が凝らされ、地元での休日の過ごし方の一つとしての卓球観戦になりえている。試合開始前のイベントも、手作り感と温もりを感じるものだった。

静かに会場が暗転する。T.T彩たま“爆援団”が誘導する手拍子が始まる。

今年も、小さな非日常が舞台上に立ち上がる。


写真:会場MCはクリスマス仕様のパーマ大佐/撮影:ラリーズ編集部


写真:客席にクリスマスプレゼントを配るT.T彩たまダンサーチームT.Tspinners /撮影:ラリーズ編集部

試合総括


写真:ウーゴ・カルデラノ/篠塚大登(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部

1番で木下からはウーゴ・カルデラノ/篠塚大登という国際ダブルスが登場。五十嵐史弥/曽根翔ペア相手に2-0のストレートで勝利を収めた。


写真:及川瑞基(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部

2番は及川瑞基(木下マイスター東京)が英田理志(T.T彩たま)の対戦。
前後に大きく動く英田理志と、ラリー巧者の及川瑞基との攻防は、横から見つめる観客の目に何度も美しい放物線を見せた。試合は3-1で及川が勝利した。


写真:松平健太(T.T彩たま)/撮影:ラリーズ編集部

3・4番は、代表を引退した松平健太(T.T彩たま)、大島祐哉(木下マイスター東京)がそれぞれウーゴ・カルデラノ(木下マイスター東京)、鄭栄植(T.T彩たま)の海外選手と対戦。両選手とも初球から気合いの入ったプレーを見せるが、試合は3番で松平がカルデラノにストレートで敗れ、4番は大島が鄭栄植に勝利したことで、木下マイスター東京がT.T彩たまに4-0で勝利した。


写真:躍動感のあるプレーを見せたウーゴ・カルデラノ(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部

混戦模様の男子Tリーグ中盤戦は、木下マイスター東京がこれで勝ち点4を獲得、順位も4位から2位に浮上した。


写真:大島祐哉(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部

試合後の鄭栄植(T.T彩たま)コメント


写真:鄭栄植(T.T彩たま)/撮影:ラリーズ編集部

今日の試合を振り返って

(今日の試合は)T.T.彩たまが4試合とも負けてしまったので、悲しいです。でも、皆頑張ってくれたと思います。

(今日試合が行われた)劇場はどうだったか

今日初めて試合をしたのですが、とても気持ちよかったです。
劇場は普段歌手や芸能人が立つような場所でそこで試合ができて楽しかったです。試合中は集中していたのであまり聞こえなかったのですが、周りの音もよく聞こえました。

4年ぶりのTリーグでの試合はどうだったか

東京五輪を終えてから海外での試合に出ていなかったので、懐かしかったです。またTリーグで岸川さんと一緒にプレーすることができて嬉しかったです。

T.T彩たまの一番好きなところは

若い選手だけでなく、小学生の頃から一緒にプレーしてきた(松平)健太さん、(上田)仁さん、英田(理志)さんのような同世代の選手がたくさんいるところです。


写真:鄭栄植(T.T彩たま)/撮影:ラリーズ編集部

試合後の大島祐哉(木下マイスター東京)コメント

今日の試合を振り返って

3-0で回ってきたので、4-0で勝ちたいなという気持ちで試合に臨みました。自分の試合の1点があとに響いてくると思うので、今日勝てて良かったです。

久々のシングルスで3-0で勝てた要因は

(鄭栄植とは)数多く試合をしてきてやってくることはわかってたので、それにしっかり対応できたのが良かったと思います。

代表を退かれてから久しぶりに海外選手と対戦したが、海外選手とTリーグで戦えることについてどう思うか

海外選手と対戦できることはありがたいことですし、取ったことないようなボールが飛んでくるので自分として発見もあります。試合をしていて楽しいですね。

劇場の雰囲気はどのような感じだったか

今回劇場で初めて試合をしてみたのですが、横からしか見られないというのはどうなるのかなと思ったのですが、雰囲気も良く、卓球台にだけスポットライトが当たっているのは選手としてもすごくやりやすかったです。

試合前は4位に沈んでいたが、(勝ち点4をとって)2位までじわじわ上がってきた。チームの好調の要因は

特に何か変えたわけではないのですが、連敗をしていてもどこかで流れは来ると信じて諦めずに最後の一球まで大事にしていることが良い流れを作っているのではないかなと思います。特に11月に仙台で2勝できたところから良い流れが来ていると思います。

キャプテンとしてチームを引っ張る上で意識していることは

意識していることは特にないですし、後輩たちも日本代表としてプレーしている選手なので技術的にアドバイスすることもありませんが、練習のしすぎによる怪我だけに気をつけるようにと声をかけています。

五輪の選考会やTリーグ、海外での試合などで疲労がたまっていると思うので、一度リフレッシュして年明けに良い試合を皆さんにお届けできるようにしたいです。

〇木下マイスター東京 4-0 T.T彩たま

〇ウーゴ・カルデラノ/篠塚大登 2-0 五十嵐史弥/曽根翔

〇及川瑞基 3-1 英田理志

〇ウーゴ・カルデラノ 3-0 松平健太

〇大島祐哉 3-0 鄭栄植

ノジマTリーグ2022‐2023シーズン男子順位表(12/25時点)

1位:琉球アスティーダ 勝ち点30(8勝7敗)
2位:木下マイスター東京 勝ち点25(6勝8敗)
3位:T.T彩たま 勝ち点22(7勝7敗)
4位:岡山リベッツ 勝ち点21(7勝6敗)

張本智和インタビュー(2021年2月公開)


写真:張本智和(木下グループ)/提供:長田洋平/アフロスポーツ

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