文:ラリーズ編集部
<ノジマTリーグ2022‐2023シーズン 日時:2月22日 場所:津山総合体育館>
卓球Tリーグ2022‐2023シーズンは最終局面を迎え、激戦が繰り広げられている。22日の試合では、木下マイスター東京と岡山リベッツが対戦した。
篠塚大登がチーム勝利を決める
ホームマッチ最終2連戦の1戦目となった岡山リベッツは、プレーオフファイナル進出を決めた木下マイスター東京との対戦となった。
1番では田添響/森薗政崇(岡山リベッツ)と、全日本選手権準優勝ペアの及川瑞基/松島輝空(木下マイスター東京)の対戦となる。
高精度のチキータを見せる森薗と、長身を活かしたパワーボールを繰り出す田添が1ゲームを奪うも、ゲーム終盤でミスを修正し、安定感で上回った及川/松島がフルゲーム11-9で勝利。KM東京がダブルスを先制する。
2番では、今シーズンは全日本王者の及川瑞基(木下マイスター東京)を下すなど、急成長を見せる吉山僚一(愛工大名電高)と、世界ランキング8位のリンユンジュ(木下マイスター東京)の対戦。
第1ゲームは6-10から吉山が10-10まで追いつくもリンユンジュに奪われ、第2ゲームも6-11で取られる。しかしここから吉山が、目の覚めるような両ハンドのカウンターを見せ、YGサービスからの速攻で主導権を奪い返し2ゲームを連取。
世界のトップ選手相手に臆することなく攻め続けた吉山だったが、最終ゲームは吉山を巧みにかわしたリンユンジュが、1点も与えない試合運びを見せ勝利を掴んだ。
KM東京が勝利に王手をかける中、3番では丹羽孝希(岡山リベッツ)、松島輝空(木下マイスター東京)のマッチアップとなる。前回対戦は松島が勝利していたこの一戦。
前中陣で質の高いラリー戦が繰り広げられ、丹羽が要所で得点を重ねゲームカウント2-1とリードする。第4ゲームでは松島が10-5とリードするも、バックサービスからの速攻で得点を重ねた丹羽が6点を連取し、逆転勝利を決めた。
4番では、今シーズン18勝を挙げるハオシュアイ(岡山リベッツ)と、単複で活躍を見せる篠塚大登(木下マイスター東京)の対戦となった。ハオシュアイがラリー戦で先手を取る場面も多く見られたが、安定したサービスレシーブを見せ、勝負所で確実に得点をものにした篠塚が、ゲームカウント3-0で勝利を収めた。
木下マイスター東京は勝ち点を44に伸ばし、ファイナルに向け好調を維持している。レギュラーシーズン上位チームには、勝ち点を広げる程アドバンテージが与えられる。KM東京と琉球アスティーダのレギュラーシーズン1位争いにも、要注目だ。
勝点差によるアドバンテージについて
Tリーグでは昨シーズンのプレーオフセミファイナルでの、上位チームの各マッチ1ゲーム先取とするルールから、オーダーの開示へと変更となった。対戦するチームの勝点の差によって、与えられるアドバンテージが異なる。プレーオフの試合ルールは以下の通り。
プレーオフ試合ルール
・全ゲームデュースあり
・第3マッチで決着がついた場合、第4マッチを実施しない
・勝点差0点~5点 下位チームのダブルスのオーダーを事前に公表
・勝点差6点~10点 下位チームのダブルス、シングルス1番のオーダーを事前に公表
・勝点差11点~15点 下位チームのダブルス、シングルス1、2番のオーダーを事前に公表
・勝点差16点~ 下位チームのダブルス、シングルス1、2、3番のオーダーを事前に公表
22日の試合結果、2022‐2023シーズン順位表は以下の通り。
岡山リベッツ 1-3 木下マイスター東京〇
田添響/森薗政崇 1-2 及川瑞基/松島輝空〇
8-11/11-9/9-11
吉山僚一 2-3 リンユンジュ〇
10-11/6-11/11-8/11-10/6-11
〇丹羽孝希 3-1 松島輝空
11-4/9-11/11-9/11-10
ハオシュアイ 0-3 篠塚大登〇
9-11/8-11/5-11
ノジマTリーグ2022‐2023シーズン男子順位表(2/22時点)
1位:木下マイスター東京(勝ち点44 12勝8敗)※プレーオフファイナル進出決定
2位:琉球アスティーダ(勝ち点39 10勝9敗)※プレーオフファイナル進出決定
3位:岡山リベッツ(勝ち点30 10勝10敗)
4位:T.T彩たま(勝ち点24 7勝12敗)
ノジマTリーグ2022‐2023シーズン女子順位表(2/22時点)
1位:木下アビエル神奈川(勝ち点52 15勝4敗)※レギュラーシーズン1位、プレーオフファイナル進出決定
2位:日本ペイントマレッツ(勝ち点38 11勝7敗)
3位:トップおとめピンポンズ名古屋(勝ち点36 11勝7敗)
4位:日本生命レッドエルフ(勝ち点36 10勝9敗)
5位:京都カグヤライズ(勝ち点18 5勝14敗)
6位:九州アスティーダ(勝ち点15 4勝15敗)