【Tリーグ】張本智和「残り数パーセントの気力を振り絞った」優勝決めた琉球アスティーダの選手、監督の声 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:張本智和(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 【Tリーグ】張本智和「残り数パーセントの気力を振り絞った」優勝決めた琉球アスティーダの選手、監督の声

2023.03.24

文:ラリーズ編集部

<卓球・ノジマTリーグ2022‐2023シーズン(5thシーズン)プレーオフセミファイナル 日程:3月22日 18:30~ 場所:代々木第二体育館>

22日に開幕となった、ノジマTリーグ5thシーズンプレーオフ。23日に行われた男子ファイナルでは、琉球アスティーダが木下マイスター東京に3-2で勝利した。

琉球アスティーダが2度目のV

レギュラーシーズン1位の木下マイスター東京と、2位の琉球アスティーダの一戦。

篠塚大登(木下マイスター東京)張本智和(琉球アスティーダ)にストレートで勝利する金星を上げたが、琉球アスティーダがビクトリーマッチの末3-2で勝利、プレーオフファイナル2度目の勝利を決めた。


写真:琉球アスティーダ/撮影:ラリーズ編集部

試合後には各チームの選手、監督が取材陣のインタビューに答えた。試合後の選手、監督のコメント、プレーオフファイナル試合結果、試合予定は以下の通り。

琉球アスティーダ 張一博監督コメント

優勝した今の気持ち

ハラハラした試合が続いたので、何とか勝つことが出来て良かったです。

勝因について

ダブルスでベストペア賞の大島祐哉/篠塚大登に勝ったことが一つ。また4番で吉村真晴選手が世界トップ選手であるカルデラノ選手に勝って、ビクトリーマッチに繋げたことだと思います。

今季成長した選手は

(張本)智和だと思います。国際大会にも国内選考会にも出ている中、Tリーグでも頑張ってくれて、多く勝ち星を上げてくれました。過密スケジュールを乗り越えて、結果を出してくれた智和が、一番成長したと思います。


写真:張一博監督/撮影:ラリーズ編集部

ビクトリーマッチでは3番で敗れた張本選手を起用したが

試合前のミーティングでは、ビクトリーマッチは智和を出すと話していました。しかし張本選手は3番で予想外の負け方をしてしまい、正直焦りました。

3番の試合後、智和は控室で相当落ち込んでいたので、コーチとしっかり話し合って不安を解消しようとしていました。もう一度最後気持ちを何とか奮い立たせることができ、ビクトリーマッチでは素晴らしい試合を見せてくれました。智和に感謝ですね。

来季に向けて

一戦一戦全力で戦って、2連覇を目指したいと思います。

吉村真晴コメント

試合を振り返って

今日は会場に入ってから誰よりも勝ちにこだわっている自信があったので、その結果が単複2勝を上げることに繋がったかなと思います。

3番で張本選手が勝ち、4番で僕が優勝を決めるというシナリオをイメージしていました。しかし3番で篠塚選手が素晴らしいプレーで張本選手に勝利し、追い込まれました。

でも逆に力が抜けたというか、ビクトリーマッチの張本選手に繋げよう、という新たなモチベーションで4番を戦えたと思います。結果的にカルデラノ選手に勝つことができ、今後に繋がる自信になりました。


写真:吉村真晴(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部

来季に向けて

もちろん2連覇目指して頑張っていきます。張本選手は今回の試合では、満足いくプレーでは無かったと言っていたので、来期もファイナルに進出して、張本選手と共に素晴らしいプレーを見せたいと思います。


写真:吉村真晴(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部

張本智和コメント

優勝した今の気持ち

もちろん優勝したことは嬉しいですが、3番で負けたことがとても悔しいです。

ファイナルという1番の大きな舞台でとんでもないことをしてしまって、正直自分のことが大嫌いになりました。ここで1敗することで、シーズン全勝しようが何の意味があるんだろうかと、10敗分も20敗分も苦しい気持ちになりました。

4番で最高のプレーを見せてくれて、ビクトリーマッチに繋げてくれた(吉村)真晴さんに感謝したいと思います。

3番の敗因、VMの勝因は

3番では、技術というよりは気力が足りなかったことが、一番の敗因だと思いました。1月の全日本から始まり、国内、国外問わず多くの大会が重なり、正直誰と試合をしているか分からなくなる位のスケジュールとなっていました。


写真:張本智和(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部

ビクトリーマッチでは、残り数パーセントの力を振り絞って、勝ちたいと思わず、自分のプレーを自由に出し切ろうと思っていました。最後勝つことができて、やっと移籍した意味があるのかなと思えました。

来季に向けて

琉球アスティーダとしての勝ち方を、ある程度は掴むことができたのではないかと思います。来季はレギュラーシーズン1位、リーグ連覇を狙います。個人としても変わらず、全勝を目指していきます。


写真:張本智和(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部

ノジマTリーグ2022‐2023シーズンプレーオフファイナル試合結果

木下マイスター東京 2-3 琉球アスティーダ〇

大島祐哉/篠塚大登 1-2 吉村真晴/吉村和弘〇
7-11/12-10/12-14

〇及川瑞基 3-1 濵田一輝
11-8/11-7/8-11/11-9

〇篠塚大登 3-0 張本智和
11-8/11-7/11-8

ウーゴ・カルデラノ 2‐3 吉村真晴〇
6-11/11-6/3-11/11-9/7-11

ウーゴ・カルデラノ 0-1 張本智和〇
4-11

ノジマTリーグ2022‐2023シーズンプレーオフファイナル試合予定

3/26 18:30~ 木下アビエル神奈川 ‐ 日本生命レッドエルフ

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