譲れない新チームダービー 今度は静岡が金沢の地でリベンジを果たす | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:龍崎東寅/森薗政崇ペア(静岡ジェード)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 譲れない新チームダービー 今度は静岡が金沢の地でリベンジを果たす

2023.08.14

文:ラリーズ編集部

<卓球・ノジマTリーグ2023‐2024シーズン 日程:8月13日 場所:金沢市総合体育館>

今度は、静岡ジェードが金沢ポートのホームで借りを返した。

13日、金沢市総合体育館で行われた金沢ポートと静岡ジェードの対戦は、マッチカウント3-1で静岡ジェードが勝利した。

石川の地で盛り上がりを見せる金沢ポートのホームマッチ初勝利はお預けとなった。

龍崎/森薗ペアが無敗を守る

第1マッチのダブルスには、金沢ポートから山本勝也/田中佑汰ペア、静岡ジェードから龍崎東寅/森薗政崇ペアが出場。

前日の岡山リベッツ戦からペアリングを変えてきた金沢は、第1ゲームでペースを握り、先にゲームポイントを奪う。

しかし、今シーズンここまで無敗と勢いに乗る龍崎/森薗ペアが徐々に流れを掴み始め、このゲームは逆転で龍崎/森薗ペアがが奪取。勢いに乗った龍崎/森薗ペアが第2ゲームも連取し、静岡ジェードが第1マッチを制した。


写真:龍崎東寅/森薗政崇ペア/撮影:ラリーズ編集部

松平と森薗、新チームの顔同士の対決

第2マッチでは、松平健太(金沢ポート)と森薗政崇(静岡ジェード)が対戦。
どちらもかつて日本代表、いま、新チームの大黒柱として全力でTリーグ新時代を盛り上げる二人が、ぶつかった。

今シーズンシングルス無敗の松平は序盤から巧みなコース取りで森薗を揺さぶり、第1、第2ゲームを連取。しかし、第3ゲームからは森薗がロングサービスを効果的に使って、ラリー戦でも得点を重ねて第3、第4ゲームを奪い返す。

最終第5ゲーム、激しい打ち合いで会場を沸かせるが、森薗が松平をわずかに上回り、11-8で勝利。マッチカウント0-2と、金沢ポートは追い詰められた。


写真:松平健太(金沢ポート)/撮影:ラリーズ編集部

田中佑汰の安定感

第3マッチは、金沢ポートから田中佑汰と、静岡ジェードは前日の試合で劇的な勝利を挙げた横谷晟が出場した。

愛工大時代の先輩後輩にあたる若武者二人の対決は、横谷のフォアドライブ、田中の緩急自在なバックハンドと、日本トップレベルのラリーの応酬で観客を沸かせる。ゲームは、勝負どころに強い田中が安定感を見せ、3-0のストレートで勝利を収めた。


写真:田中佑汰(金沢ポート)/撮影:ラリーズ編集部

松下大星が決める

第4マッチには金沢ポートから五十嵐史弥、静岡ジェードから松下大星が出場。

序盤から積極的に攻めてペースを掴みたい五十嵐だが、松下の巧みなサービスの変化に対応できず、第1、第2ゲームを連取される。第3ゲームも、会場の大声援を受けて10-10まで追いつくも、最後は五十嵐のバックハンドドライブがオーバーし、松下がゲームカウント3-0で勝利。

マッチカウント1-3となり、静岡ジェードが勝利を決めた。


写真:松下大星(静岡ジェード)/撮影:ラリーズ編集部

新チームダービーの行方は

これで、金沢と静岡の“新チームダービー”は1勝1敗。
奇しくも、相手のホームマッチで勝利をもぎとる意地の見せあいで、年間あと2試合ある直接対決も楽しみだ。

金沢ポートは、すぐに8月19日に琉球アスティーダ、20日に木下マイスター東京との、石川県小松市でのホームマッチ2連戦が待つ。

大きな盛り上がりを見せる金沢ポートのホームマッチ会場で、嬉しいホーム初勝利を見せられるか。


写真:金沢ポートのベンチ/撮影:ラリーズ編集部

金沢ポート 1-3 静岡ジェード〇

山本勝也/田中佑汰 0-2 龍崎東寅/森薗政崇〇
10-11/6-11

松平健太 2-3 森薗政崇〇
11-7/11-5/4-11/6-11/8-11

〇田中佑汰 3-0 横谷晟
11-9/11-8/11-9

五十嵐史弥 0-3 松下大星〇
6-11/7-11/10-11


写真:静岡ジェード/撮影:ラリーズ編集部

ノジマTリーグ2023‐2024シーズン男子順位(8月13日現在)

1位:木下マイスター東京(勝ち点14/4勝1敗)
2位:琉球アスティーダ(勝ち点13/4勝1敗)
3位:静岡ジェード(勝ち点7/2勝3敗)
4位:岡山リベッツ(勝ち点6/2勝2敗)
5位:金沢ポート(勝ち点4/1勝2敗)
6位:T.T彩たま(勝ち点1/0勝4敗)

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