【卓球・Tリーグ】張本敗れたピンチを水谷救う 張本「頼もしかった」 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

大会報道 【卓球・Tリーグ】張本敗れたピンチを水谷救う 張本「頼もしかった」<10/28東京vs岡山>

2018.10.29

<Tプレミアリーグ2018/19シーズン 10月28日(日)愛知・武田テバオーシャンアリーナ>

木下マイスター東京(KM東京)が岡山リベッツに3-2で競り勝ち3連勝。勝ち点を10とし首位をがっちりキープした。

開幕以来ダブルスを初めて落としたKM東京は、3番でも張本智和がゲームカウント2-0から岡山の主将・上田仁に逆転負けを喫し、試合の流れは一気に岡山に傾いた。

しかし、ここからチームを救ったのは4番5番と連続出場した水谷隼だった。

4番に登場した水谷は、岡山のサムライこと吉田雅己と2015年3月以来の久々の対戦。1ゲーム目を落とすも「水谷さんが戦術を変えてきて、それにハマってしまった」(吉田)と言わしめるクレバーな戦術転換を見せ、3-1で勝利。「最初なかなかレシーブができなかった。だんだん自分のチキータも決まりだして、最後は自分らしいプレーができた」と勝因を振り返った。

5番で初めて経験したビクトリーマッチ(Tリーグ特別ルールの1ゲームマッチ)は吉田との再戦となった。水谷は「4番で対戦していたのでそこまで緊張は無かった。上田か森薗であればもっと緊張し、苦しい展開になったと思う」とコメント。「とにかく集中した。絶対に勝つんだという気持ちで内容よりも結果を重視した。」(水谷)との言葉通り、これまでの試合より集中力のギアを一段階上げ、序盤からリードを広げて11-5で圧勝した。

張本は試合後の会見で「自分が流れを悪くしてしまったんですが、水谷さんが1人で2点とってくれたんで頼もしかった」とコメント。

「3月のプレーオフまで全勝で優勝」を一貫して目標に掲げる水谷だが、岡山には韓国のエースで昨年の世界選手権3位のイ・サンスが合流予定ということもあり、全く油断はできない。

このままKM東京が独走体制に入るのか、長いシーズンはまだ始まったばかりだ。

ダイジェスト映像はこちら

木下マイスター東京3-2岡山リベッツ

水谷隼・田添健汰1-2◯上田仁・森薗政崇
9-11/11-8/7-11
◯松平健太 3-1 横山友一
11-8/11-5/10-12/11-6
張本智和2-3◯上田仁
11-7/11-9/4-11/8-11/8-11
◯水谷隼3-1吉田雅己
10-12/11-2/11-6/13-11
◯水谷隼1-0吉田雅己
11-5