大会報道 【卓球・Tリーグ】埼玉が岸川聖也と海外3選手の加入を発表
2018.06.15
15日、卓球・TリーグのT.T彩たま(代表取締役 柏原哲郎、本拠地:埼玉県)が埼玉県庁で記者会見を行い、選手、監督の契約合意について発表した。
選手には岸川聖也(ファースト・31歳)、鄭栄植(チョンヨンシク・韓国・27歳・WR7位)、黄鎮廷(コウチンテイ・香港・27歳・WR6位)、ティアゴ・アポロニア(ポルトガル・31歳・WR13位)が加入する。
※WR(世界ランキング)は各選手の過去最高位
コーチ兼選手となる岸川聖也は世界卓球選手権に2008年から2014年まで7年連続で出場し、福原愛との混合ダブルス、水谷隼との男子ダブルスでのメダル獲得経験もある実力者だ。ロンドン五輪でもシングルス5位、ドイツ・ブンデスリーグでも10シーズンのプレー経験があり、プロ卓球リーグの戦い方を知り尽くしている。
また、球団の執行役員監督にはプロ卓球コーチの坂本竜介氏が就任した。坂本氏は日本男子卓球の低迷期に岸川や水谷隼(木下グループ)らとともにドイツでプレーした経験を持つ。今年1月のTBS「消えた天才〜一流アスリートが勝てなかった人大追跡SP〜」で水谷が勝てないと思った天才として紹介され話題を集めた。
T.T彩たまには既にリオ五輪団体銀メダリストの吉村真晴(名古屋ダイハツ)の加入が発表されており、これで獲得選手は5名となった。坂本監督によれば「あと2〜3人と交渉中」とのことだ。
尚、チームのクラブハウス(練習拠点)をさいたま市の総合型地域スポーツクラブ「SSCあすも」とすることも合わせて発表された。
会見での監督、コーチ、球団社長のコメントは以下の通り。
「監督として初代チャンピオンと目指すのはもちろんのこと、執行役員として人気球団を作り、卓球を埼玉に根付かせたい。それが自分がここに来た意味。水谷、張本の国内2強がいる木下を倒したい。そのために今年の世界卓球で水谷と張本を倒しているチョンヨンシクら海外選手に直接交渉し、口説き落とせた。」(坂本竜介 執行役員監督)
「選手として勝利で貢献し、コーチとして坂本監督をサポートしたい。東京五輪を目指す水谷隼のためにも、強いライバルチームでありたい。」(岸川聖也 選手兼コーチ)
「初代チャンピオンを目指す選手と拠点が整った。坂本監督、岸川選手兼コーチは5年間ドイツで一緒に生活しておりチームワークも抜群。チョンヨンシクやアポローニャなどイケメン揃いなので注目して欲しい」(柏原球団社長)