写真:吉村真晴(琉球アスティーダ)/提供:T.LEAGUE/アフロスポーツ
大会報道 Tリーグ初の個人戦がいよいよ開幕 吉村真晴、張本智和、丹羽孝希らが参戦<卓球・Tリーグ NOJIMA CUP男子見どころ>
2022.08.11
文:ラリーズ編集部
<卓球・Tリーグ NOJIMA CUP 2022 日程:8月13日~14日 場所:トッケイセキュリティ平塚総合体育館>
Tリーグ初の個人戦となる「Tリーグ NOJIMA CUP 2022」が8月13日~14日にかけて行われる。パリ五輪に向けて重要な1戦となる本大会の見どころを解説する。
琉球アスティーダ
琉球アスティーダからは張本智和、有延大夢、吉村真晴の3人が出場する。張本はTOP32、WTTチャンピオンブダペストで優勝と国内外で勝負強さを見せており本大会の優勝候補筆頭となる。琉球アスティーダに移籍後初戦となる本大会で優勝を飾れるか。
写真:(左)早川周作/(右)張本智和(琉球アスティーダ)/撮影:ラリーズ編集部
吉村はアジア競技大会日本代表選考会で優勝しており、選考会に引き続き優勝できるか。一方で、有延はTOP32で5位に入りながら、アジア競技大会日本代表選考会で無念の棄権となった。今回はTOP32に続いて上位を狙う。
T.T彩たま
昨シーズン初のプレーオフ進出を果たしたT.T彩たまからは曽根翔、上田仁、英田理志の3人が出場する。注目選手はプレーオフ進出の原動力となった曽根だ。曽根は6月に愛知工業大学を中退し、T.T彩たまと3年契約を結んだ。中退後初のT.T彩たまでの公式戦出場となる曽根が2021-2022シーズンTリーグ後期MVPの実力を発揮できるか期待される。
写真:曽根翔(T.T彩たま)/撮影:ラリーズ編集部
上田、英田の2人は共に2022年全日本シングルス一般ランク入りと長年にわたってトップレベルで活躍を続けている。若手選手の出場が多い今大会で経験値の差を見せつけられるか。
木下マイスター東京
昨シーズン2年ぶり3度目に優勝した木下マイスター東京からは及川瑞基、篠塚大登、松島輝空の3人が出場する。実力者が揃っているが、中でも篠塚はWTTフィーダーフリーモントのシングルス優勝、WTTフィーダーブダペスト3位と国際大会で結果を残しており、上位進出が予想される。Tリーグで好成績を残し続けている及川、急成長中の松島も上位進出してもおかしくない実力を持っている。
写真:及川瑞基(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部
岡山リベッツ
岡山リベッツからは丹羽孝希、森薗政崇、吉山僚一の3人が出場する。丹羽は2シーズンぶりに岡山リベッツに復帰しており、今大会が岡山リベッツ所属選手としては復帰初戦となる。世界卓球2021日本代表の森薗、インターハイ2年連続準優勝の吉山はTOP32では共に1回戦敗退に終わってしまっただけに、本大会でポイント獲得を狙う。
写真:森薗政崇(岡山リベッツ)/提供:T.LEAGUE/アフロスポーツ
JTTA選出注目選手
JTTAからは戸上隼輔(明治大学)、宇田幸矢(明治大学)、横谷晟(愛知工業大学)、松下大星(琉球アスティーダ)の4人が選出された。戸上と宇田の明治大学のツインエースは共に全日本優勝経験者で、日本トップクラスの実力を持つ。TOP32では2人とも2回戦敗退に終わったが、今大会は爆発力を見せて優勝できるか。
写真:(左)戸上隼輔(明治大学)/(右)宇田幸矢(明治大学)/撮影:ラリーズ編集部
横谷と松下は2022-2023シーズンからTリーグ初参戦となる2人で、Tリーグ参戦に向けて勢いをつけられるか。横谷は世界卓球2022、松下はアジア競技大会の日本代表に内定しており、今後の戦いにも注目が集まる。
出場選手一覧(ドロー順序順)
1位 戸上隼輔(明治大学)※JTTA選出
2位 及川瑞基(木下マイスター東京)
3位 曽根翔(T.T彩たま)
4位 丹羽孝希(岡山リベッツ)
5位 森薗政崇(岡山リベッツ)
6位 吉村真晴(琉球アスティーダ)
7位 張本智和(琉球アスティーダ)
8位 宇田幸矢(明治大学)※JTTA選出
9位 英田理志(T.T彩たま)
10位 松島輝空(木下マイスター東京)
11位 篠塚大登(木下マイスター東京)
12位 有延大夢(琉球アスティーダ)
13位 上田仁(T.T彩たま)
14位 吉山僚一(岡山リベッツ)
15位 横谷晟(愛知工業大学)※JTTA選出
15位 松下大星(琉球アスティーダ)※JTTA選出
※横谷と松下は2021-2022シーズンTリーグ不参加のため日本卓球協会強化本部で順序を決定
※下記のドロー順序要領に従って、男子は8月12日14時45分ごろから組み合わせ抽選予定
ドロー順序要領
1. 2022 全日本卓球選手権大会(一般の部)優勝者
2. ノジマTリーグ 2021-2022シーズンのシングルス勝利数上位
※勝利数にはビクトリーマッチを含む(同数の場合は勝率の上位)
3. 上記に該当しない選手は、公益財団法人日本卓球協会強化本部で順序を決定
4. ドローは 1位、2位、(3位、4位)、(5位、6位)、(7位、8位)、(9位-12位)、(13位-16位)、(17 位-24 位)の順序とする。