文:石丸眼鏡
Tリーグ開幕間近、現地観戦のススメ
今月29日にいよいよ2シーズン目の開幕を迎えるTリーグ、是非一度は現地での試合観戦をオススメしたい。
卓球に限らず、スポーツの現地観戦は他のレジャーにはない楽しみに満ちている。
勿論、テレビにはテレビの良さがある。家でのんびり自由に観戦でき、様々な角度からの豊富な映像やわかりやすい実況があるという点がテレビの良さといえる。
これは現地観戦のデメリットと表裏一体だ。現地では席によっては遠かったり角度が悪かったりして見えにくいという可能性が存在する。だが、現地観戦にはそんな小さなデメリットを補って余りある魅力があることをお伝えしたい。
現地観戦の3つの魅力
現地観戦が持つ、テレビにはない魅力を考える。
現地にあってテレビにないもの、端的にいえばそれは「周囲の観客」と「選手」、そして「試合会場」が作り出すものだ。
1.会場の雰囲気
写真:早田ひな(日本生命レッドエルフ)/撮影:ラリーズ編集部
装飾が施されライトアップされた会場と、応援するチームカラーの服に身を包んだ観客、そこで躍動する選手たちが生み出す独特の雰囲気は生で観てこそ感じることのできるスポーツ観戦の醍醐味といえるだろう。
卓球の場合、選手がサーブの構えに入る瞬間から始まる静寂が、得点と同時に拍手と歓声に変わる瞬間がたまらない。サーブに備える選手の緊張感は我々観客にも伝わってくるほどだ。
2.喜び、悲しみの共有
写真:カレッジコスモス/撮影:ラリーズ編集部
座席では他の観客に前後左右を囲まれる。隣の席の人は自分と同じ選手を応援していることもあれば、相手選手を応援していることもある。
もし同じチームを応援していたのなら、勝った喜びや負けた悔しさを共有できるかもしれない。同じリズムで応援し、声援を送り、その場で初めて出会った人とハイタッチを交わすことも珍しくない。
Tリーグではホーム側・アウェイ側の指定がある席種も存在するため、相手チームのファンに囲まれて肩身の狭い思いをすることを心配する必要もない。
3.生観戦の迫力
写真:張本智和(木下マイスター東京)/撮影:ラリーズ編集部
初めて自分の目で試合をみてみると、球の速さや打球音、選手の鍛え上げられた肉体の大きさに驚くかもしれない。自分の目でみて、聞いて、はじめてわかることが沢山見つかるはずだ。
卓球選手には、野球選手やサッカー選手のように筋骨隆々のイメージはないかもしれないが、実際にみてみると彼らも相当なトレーニングを積んで磨き上げられた肉体を持っていることがわかる。
いかがだっただろう。スポーツの現地観戦にはまだまだ沢山の魅力がある。
ご当地の食事や、選手のファンサービスなど挙げればキリがない。初めての観戦で勝手がわからなければ、友達や家族を誘ってみるのもいい。会場のスタッフも丁寧に案内してくれるはずだ。
オリンピックも近づく中、スポーツ観戦の魅力に触れてみることを是非おススメしたい。
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