46歳の歯科医や代表歴約30年のレジェンドも 40歳以上のベテラン男子選手5選<世界卓球2026> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:ロベルト・ガルドシュ(オーストリア)/提供:ETTU

大会報道 46歳の歯科医や代表歴約30年のレジェンドも 40歳以上のベテラン男子選手5選<世界卓球2026>

2026.04.29

文:ラリーズ編集部

<2026 ITTF世界卓球選手権ファイナルズ ロンドン大会(団体戦) 日程:4月28日~5月10日 場所:ロンドン(イギリス)>

40歳を超えてなお世界の頂点を目指し、若き才能たちと真剣勝負を繰り広げるベテラン選手。今年の世界卓球にも、そんな「年齢を超えた」選手が多数集結した。

本記事では、世界卓球2026にエントリーしている40歳以上のベテラン男子選手を5人紹介する。

ルボミール・ピシュティ(スロバキア・42歳)


写真:ルボミール・ピシュティ(スロバキア)/提供:WTT

1人目はルボミール・ピシュティ(スロバキア)。2017年の世界選手権男子シングルスで張本智和と対戦した相手と記憶している人も多いだろう。意表を突いたり、揺さぶりをかけたりするプレーで、様々な観点から話題にもなった選手だ。

だが、実力は一級品。特にバックハンドは、ドライブにプッシュ、時には回り込んでフォアハンドのドライブも相手の逆をついて得点に繋げる。威力で押していくのではなく、様々な戦術、相手の想定にないプレーで勝利の道筋を立てることに長けている。

直前に行われたWTTフィーダーセネツでは男子シングルスでベスト4、男子ダブルスでは優勝と調子を整えてきている。好調のまま、スロバキア男子代表のノックアウトステージ進出を導くことはできるか。

パクプーン・ソングアンスィン(タイ・42歳)


写真:パクプーン・ソングアンスィン(タイ)/提供:WTT

2人目はパクプーン・ソングアンスィン(タイ)。アジアを中心に、様々な大会に参戦している歴戦の猛者だ。2022年の世界選手権の団体戦では、中国代表の林高遠(リンガオユエン)相手に、互角とも言えるラリーを展開した。

パクプーン・ソングアンスィンの特筆すべきポイントはパワーにある。フォアハンドを振りかぶるように打ち、バックハンドも振り切れる余裕があれば振ることを徹底している。引き合いでは林高遠が押される場面もあり、威力という面では世界トップクラスのものを持っている。

今大会は16歳のThitaphat PREECHAYAN、33歳のSarayut TANCHAROENと合わせて3人で臨む。タイ男子代表チームの大黒柱として、1勝でも多く勝ち星が欲しいところだ。

ジェローム・モリソー(ニューカレドニア・46歳)


写真:ジェローム・モリソー(ニューカレドニア・写真手前)/提供:WTT

3人目に紹介するのは、ジェローム・モリソー(ニューカレドニア)だ。国際大会の出場は少なく、ITTFオセアニア地域選手権や世界選手権に出場する程度である。クック諸島やフィジー等計5つの地域の代表を集めた2025年のITTFオセアニア地域選手権では、男子シングルスで準優勝を飾っている。

プレースタイルは右シェークハンドの正統派で、威力のあるプレーよりは安定して相手コートにボールを入れ続ける戦術が多い選手だ。時折力強いフォアハンドドライブも炸裂するが、柔らかいタッチでいなしていくことが多いプレーを軸とする。

オセアニア地域ではトップクラスの実力を持つベテランが、今大会ではどのような勝ち筋を見せるか見ものだ。

パナギオティス・ギオニス(ギリシャ・46歳)


写真:パナギオティス・ギオニス(ギリシャ)/提供:WTT

4人目はパナギオティス・ギオニス(ギリシャ)。カット主戦型ではあるものの、フォアハンドはカットをせずにカーブロングやドライブで返す選手として有名で、卓球選手として国際大会に出る傍ら、歯医者として活動している側面もある。

2014年の世界選手権団体戦では日本代表と対戦したり、Tリーグにも参戦した時期があったりと日本の卓球ファンが目にする機会が多かった選手でもある。今年に行われたWTTフィーダーデュッセルドルフでは男子シングルスでベスト8入りを果たすなど、その実力は衰えることを知らない。

ギリシャ男子代表を長きにわたり支えるいぶし銀のカット主戦型が、今大会で爪痕を残すことができるのか。

ロベルト・ガルドシュ(オーストリア・47歳)


写真:ロベルト・ガルドシュ(オーストリア)/提供:ETTU

最後となる5人目はロベルト・ガルドシュ(オーストリア)。1997年からITTFの国際大会に出場し、30年近くオーストリア代表として最前線を走っている。柳承敏やティモ・ボル、馬龍といった、時のトップ選手たちと幾度となく戦ってきたレジェンド選手でもある。

プレースタイルは、右シェークハンドの正統派。トスを高く上げる特徴的なフォアハンドサービスを起点に、バックハンドは手首を使いながら回転量のあるボールを繰り出すことができる。ブロックの反応も早く、ラリーに食らいつ区ことができるプレースタイルでもある。

オーストリア男子代表の顔とも言えるロベルト・ガルドシュ。蓄えてきた経験を活用して、オーストリア男子代表のノックアウトステージ進出を目指す。