写真:キリル・ゲラシメンコ(カザフスタン)/撮影:ラリーズ編集部
大会報道 日本戦で松島輝空を下したカザフスタンの絶対エース「以前と同じミスをしていると気付けたことが勝因」<世界卓球2026>
2026.05.07
戦型:右シェーク裏粒
<2026 ITTF世界卓球選手権ファイナルズ ロンドン大会(団体戦) 日程:4月28日~5月10日 場所:ロンドン(イギリス)>
6日、ITTF世界卓球選手権ファイナルズ ロンドン大会は9日目を迎え、ノックアウトステージ2回戦では、日本とカザフスタンが対戦。日本との対戦前まで全勝をキープしていたキリル・ゲラシメンコ(カザフスタン)は、1番で松島輝空(日本)に勝利を挙げた。4番では張本智和(日本)に敗れ、日本が勝利したものの、ゲラシメンコはしっかりとその実力を見せつけた。
試合後、ゲラシメンコ選手に話を聞いた。
ゲラシメンコ選手 コメント
── 今日の試合を振り返って、まず松島輝空選手との試合についてどのように感じていますか。
写真:キリル・ゲラシメンコ(カザフスタン)/撮影:ラリーズ編集部
ゲラシメンコ:最初の試合は、厳しい試合になると覚悟して準備していました。そして第1ゲームが終わった後、「ああ、以前中国スマッシュで彼と対戦したときと同じミスをまたしている」と気づきました。
その後、自分のプレーを分析して、中国スマッシュで見つけた答え、そしてそれ以前から練習していたことを試合の中で出し始めました。彼に対して最も重要だったのは、良いレシーブをすること、そしてボールを台に入れ続けることだったと思います。
── 張本智和選手との試合についてはどうでしたか。
写真:張本智和(トヨタ自動車)/撮影:ラリーズ編集部
ゲラシメンコ:張本選手との試合では、少し緊張していましたし、同時に少し疲れもありました。松島選手との試合の後に、世界ランキングトップ10の選手を相手にもう1試合戦うのは本当に大変です。
彼は倍の力で返してくるような選手です。ですが、張本選手に対して良い戦術を持っていましたし、良い試合ができたと思います。彼のことはよく知っていますし、以前にも対戦したことがあります。ただ、彼はトップ10の選手なので、次はもっと良いプレーができればと思います。
── カザフスタンチームは世界選手権で2大会連続のベスト16進出を果たしました。この成果について、どのように感じていますか。
ゲラシメンコ:私たちにとって、チームとしてベスト16に進出することは歴史的な瞬間です。チーム、マネージャー、そしてカザフスタン卓球連盟に本当に感謝しています。
彼らは素晴らしい仕事をしてくれています。これは私一人の努力の結果ではなく、チーム全員、そしてマネージャー全員の努力の結果です。私たちを成長させるために支えてくれているカザフスタンチームに、本当に感謝しています。
── 1回戦のスペイン戦では、クルマンガリエフ選手が相手のエースであるアルバーロ・ロブレス選手を破りました。カザフスタンでは、あなたに続く強い新世代の選手たちが育ってきていると思います。
ゲラシメンコ:はい。カザフスタンの卓球は今、大きく成長しています。近いうちに、カザフスタンのあらゆる地域から、より多くの優れた才能ある選手が出てきて、国際大会でその選手たちを見せることができるようになると願っています。
アラン・クルマンガリエフやアイドス・ケンジグロフ、そして新しい世代の若い選手たちについて言えば、私も戦術や技術の面でたくさん助けようとしています。私はこれまで多くの遠征を経験してきたので、ある程度の経験があります。その経験を生かして、彼らに正しい道を示そうとしています。
── 今日の試合では、観客席からカザフスタンを応援する声も多く聞こえました。
写真:観客席からはカザフスタンへの大声援が聞こえていた/撮影:ラリーズ編集部
ゲラシメンコ:はい。あれは私たちの連盟の方々で、オリンピック委員会から来ていた方もいました。彼らがここに来て応援してくれているのを見るのは、大変名誉なことだと思います。本当に誇りに思います。
── あなた自身についていくつか質問させてください。卓球を始めたのはいつですか。
:ゲラシメンコ実は、父が私を卓球に連れて行ってくれました。父はずっと私のコーチでした。それで、4歳のときに始めました。体育館に通い始めて、ボールを使った練習を始めました。そのときから、良い感覚を持っていたと思います。
── 現在はドイツのブンデスリーガでプレーしていますが、ドイツでも練習しているのですか。
ゲラシメンコ:はい。ブレーメンに住んでいて、そこでコーチと練習しています。私たちは今、リーグのファイナル4(プレーオフ)に進出していて、5月30日、31日にフランクフルトで試合があります。
世界選手権の団体戦が終わったので、次は私にとってブンデスリーガのファイナル4です。しっかり準備したいと思います。相手は樊振東(ファンジェンドン)選手のチームなので、全力で戦いたいです。
── 昨シーズン、あなたはブンデスリーガで20勝を挙げ、チームも2位で終えました。シーズンを通して良いパフォーマンスを発揮できた要因は何だったと思いますか。
ゲラシメンコ:正しい方法で練習することだと思います。卓球の練習をやりすぎないこと、フィジカルトレーニングをやりすぎないこと、そして適切なタイミングで休むことも大切です。いわゆるアクティブレストも必要だと思います。
例えば、自転車に乗ったり、ランニングをしたり、プールで泳いだりすることです。これが回復のための正しい方法だと思います。ただし、それもやりすぎてはいけません。泳ぎすぎてもいけないし、卓球をやりすぎてもいけません。
私にとっては、回復、卓球、フィジカルをうまく組み合わせることが重要です。
── 来年、世界選手権がカザフスタンで開催されます。その大会に向けた意気込みや目標を教えてください。
ゲラシメンコ:とても楽しみにしています。特にシングルスの世界選手権がカザフスタンで開催されることを、本当に嬉しく思っています。
多くの観客が来てくれて、私を大きく応援してくれると思います。そのため、私はメンタル面に集中する必要があります。ホームでプレーするのも本当に難しいことだからです。ただ、大会の運営は高いレベルになると思います。そう願っています。
男子ノックアウトステージ2回戦
〇日本 3-1 カザフスタン
松島輝空 1-3 キリル・ゲラシメンコ〇
〇張本智和 3-0 アラン・クルマンガリエフ
〇戸上隼輔 3-0 アイドス・ケンジグロフ
〇張本智和 3-0 キリル・ゲラシメンコ
松島輝空 – アラン・クルマンガリエフ








