文:ラリーズ編集部
<2026 ITTF世界卓球選手権ファイナルズ ロンドン大会(団体戦) 日程:4月28日~5月10日 場所:ロンドン(イギリス)>
8日、ITTF世界卓球選手権ファイナルズ ロンドン大会は11日目を迎え、ノックアウトステージの試合が行われている。
女子日本は準々決勝に登場し、ウクライナと対戦。張本美和(木下グループ)、橋本帆乃香(デンソー)が勝利し、最後は早田ひな(日本生命)がチームの準決勝進出を決めた。
試合後、女子日本代表の中澤鋭監督に話を聞いた。
女子日本代表・中澤鋭監督 コメント
── メダルがかかった今の試合を振り返っていかがですか?
中澤監督:試合の内容は順調でしたが、特に美和と対戦した選手(ヴェロニカ・マティウニナ)が想像以上に強かったので驚きました。
ウクライナ選手のボールを吸収したり反撃するプレースタイルは、日本人が苦手な部分があるので、十分注意して試合前の準備も入念にしてきたんですが、やはり試合をすると想像以上にやりにくかったと思います。
でも、そこでも美和が決定率の高いプレーができたので、良かったんじゃないかなと思います。
── ウクライナの選手は、どんなところがやりにくいのでしょうか?
写真:ヴェロニカ・マティウニナ(ウクライナ)/撮影:ラリーズ編集部
中澤監督:やはり、ウクライナの選手は日本人選手が仕掛けたボールの威力を吸収できることですね。特にバック対バックで、お互い最初から加速するのではなく、相手のボールの威力を吸収しながら、相手の立ち位置がブレたときに反撃したりする。そこはやはり、相手のボールを利用して打つ日本人は結構やりにくいですね。
打ち合いではなく、相手の回転やパワーを利用できないことが多かったので、そこら辺の見極めがしっかりできたので良かったんじゃないかなと。橋本もカット打ちが上手かった相手に、ツッツキの変化をつけること、攻撃回数を増やすことをしっかり徹底していたので、勝ち切れたことも良かったです。
3番の早田も、「本人はカット打ちは得意じゃない」と言いますが、内容を見るとカット打ちは一番上手かったんじゃないかなと。3番でしっかり勝ち切れて良かったんじゃないかなと思います。
── 張本選手の相手はラバーではなく、プレースタイルが独特だったということでしょうか?
中澤監督:そうですね。裏裏でいきなり強打ではなく、コースの良さやリズムのやりにくさで点を取りに来る選手でした。特に、プレーのリズムに対しての理解が高くなかったら、すごくやりにくいと思います。
── エースのペソツカ選手が出てこなかったことはど思われましたか?
中澤監督:あれは予測できなかったですね。ただ、プレースタイルとしては2番の選手(マティウニナ)がペソツカ選手とほとんど一緒なので、同じように対策できた。
── 先日は、橋本選手が「まだまだ100%を出し切れていない」という話もしていましたが、今日はどうでしたか?
中澤監督:今日は合格点。70点ぐらいはもらえるんじゃないかなと思います。
── 次のドイツ戦はどのように考えていますか?
中澤監督:予選で勝ったんですが、ドイツと北朝鮮の試合内容を見ると、想像以上に向かってこられて。苦しい試合になるんじゃないかなと思います。今日午後からの練習でみんなと一緒に対策を考えて、しっかり準備していきたいと思います。
── 早田選手の体調面(足の具合)はどれくらい心配されてますか?
写真:ルクセンブルク戦に続いて早田の左足にはテーピングがされている/撮影:ラリーズ編集部
中澤監督:とりあえずまだ足の違和感が多少あるみたいなので、「今日も3番で、1試合だけ頑張ってもらいたい」と伝えました。
本人も「全然問題ない」とのことで、今日の試合内容を見ても、特に問題ないんじゃないかと思いました。なので、次の試合も楽しみにしてます。
女子ノックアウトステージ準々決勝
〇日本 3-0 ウクライナ
〇橋本帆乃香 3-0 アナスタシア・ディミトレンコ
11-9 / 11-7 / 11-4
〇張本美和 3–0 ヴェロニカ・マティウニナ
11-9 / 11-5 / 11-6
〇早田ひな 3–0 タチアナ・ビレンコ
11-5 / 11-6 / 11-5
張本美和 – アナスタシア・ディミトレンコ
橋本帆乃香 – ヴェロニカ・マティウニナ
世界卓球2026 女子日本代表
張本美和(木下グループ)
面手凛(日本生命)
早田ひな(日本生命)
橋本帆乃香(デンソー)
長﨑美柚(木下グループ)








