文:ラリーズ編集部
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上位5人の中国勢がシャッフル
中国OPを終えて更新された最新の6月世界ランキング。中国OPで女子シングルスチャンピオンに輝いた陳夢(中国)が、昨年6月以来の1位に返り咲いた。2位には世界卓球女王の劉詩ブン(中国)がつける。
先月1位の丁寧(中国)は中国OPでベスト8に終わり、3位に落ちた。王曼イク(中国)は中国OP準優勝だったが、昨年の同じ大会では優勝しておりポイントは増やせず、順位は3位から5位に落ちた。好成績を残さなければすぐにランキングが下がってしまう。特に上位5人はポイント差がわずかなだけに、シビアな争いだ。
6位には石川佳純、7位には伊藤美誠、1つ飛ばして9位には平野美宇と、日本の3選手が今月もトップ10をキープした。伊藤は中国OPで丁寧を破ってベスト4に入ったが、昨年の同じ大会でもベスト4だったため、ランクアップは叶わなかった。ワールドツアーでの獲得ポイントが1年で失効となるランキングシステムの皮肉なところだ。
トップ5の中国勢を除く上位陣に大きな変動はなかった。リオ五輪銅メダルのキム・ソンイ(北朝鮮)は中国OPでベスト16の成績を残し、19位から14位に順位を上げている。
木原美悠がジャンプアップ セルビアOP優勝の早田ひなは順位を上げられず
他の日本選手では、13位に芝田沙季、15位に佐藤瞳と続く。
木原美悠は5月のクロアチアOPで優勝。中国OPでも熾烈な予選を突破し、ポイントを積み上げて、80位から60位にランクアップを果たした。
早田ひなは5月のセルビアOPで優勝したが、中国OPでは予選で惜しくも敗れてしまった。早田は昨年の中国OPでベスト16に入っており、その分のポイントを今月失ったため、順位は30位から35位に落ちてしまった。
女子世界ランキングトップ10
1(2) 陳夢(中国) 16215
2(4) 劉詩ブン(中国) 15150
3(1) 丁寧(中国) 14905
4(5) 朱雨玲(中国) 14710
5(3) 王曼イク(中国) 14405
6(6) 石川佳純(日本) 13608
7(7) 伊藤美誠(日本) 13095
8(8) 鄭怡静(台湾) 12555
9(9) 平野美宇(日本) 11760
10(10) 徐孝元(韓国) 11120
選手名右の数字はランキングポイント 順位右の()内は先月世界ランキング
日本女子世界ランキング(50位まで)
6(6) 石川佳純 13608
7(7) 伊藤美誠 13095
9(9) 平野美宇 11760
13(13) 芝田沙季 9564
15(14) 佐藤瞳 9470
20(22) 加藤美優 8679
23(23) 橋本帆乃香 8119
31(29) 安藤みなみ 7593
35(30) 早田ひな 7318
39(38) 長崎美柚 6609