文:ラリーズ編集部
張本が日本選手トップの5位
最新3月の卓球世界ランキングが発表された。2月に行われたハンガリーOPや、チャレンジ大会のスペインOP、ポルトガルOPの結果がランキングに反映されている。
写真:ランクトップの許昕(写真はドイツOP)/提供:ittfworld
上位選手に大きな変動はなく、1位の許昕(シュシン)から4位の林高遠(リンガオユエン)までのトップ4を中国選手が独占した。9位には梁靖崑(リャンジンクン・中国)がつけ、トップ10のうち中国選手が5名を占めている。
張本智和は日本選手トップの5位につける。19年8月から8か月連続の5位だが、ハンガリーOP優勝でポイントを加算。4位の林高遠まで、先月は1300あったポイント差を670まで縮めた。カタールOPを終えてこのポイント差はどこまで縮まるか、注目だ。
日本選手2番手は12位の丹羽孝希、続いて15位の水谷隼がつける。ともに先月から順位の変動はない。
ハンガリーOP準Vの全日本王者が急上昇
1月の全日本選手権で頂点に輝いた18歳、宇田幸矢はハンガリーOPでも旋風を巻き起こした。宇田は予選からの出場だったが、勝ち星を重ねて準優勝の成績を残した。これを受けて順位は10ランクアップの40位と、日本選手4番手に躍り出た。
写真:戸上隼輔/提供:ittfworld
宇田の同級生、戸上はハンガリーOPでベスト16入りを果たし、順位を25上げて113位となった。1月には192位だったが、2か月連続での大幅ランクアップに成功した。2020年、大学生となる彼らの躍進にも期待だ。
ハンガリーOPベスト16の神巧也は順位を1つ上げて45位に。去年一年間で順位を250以上上げた神の快進撃が再び始まるか、期待が高まる。
森薗政崇は4位ダウンの47位に。吉村兄弟はともに順位を落として、弟の和弘が53位、兄の真晴が55位となっている。
男子世界ランキングトップ10
1(1) 許昕(中国) 17260
2(2) 樊振東(中国) 16915
3(3) 馬龍(中国) 16335
4(4) 林高遠(中国) 13915
5(5) 張本智和(日本) 13245
6(6) 林昀儒(チャイニーズタイペイ) 12585
7(7) カルデラノ(ブラジル) 12315
8(8) ファルク(スウェーデン) 11630
9(9) 梁靖崑(中国) 11205
10(11) ボル(ドイツ) 10910
※選手名右の数字はランキングポイント 順位右の()内は先月世界ランキング
日本男子世界ランキング(50位まで)
5(5) 張本智和 13245
12(12) 丹羽孝希 9570
15(15) 水谷隼 9270
40(50) 宇田幸矢 5720
45(46) 神巧也 5325
47(43) 森薗政崇 5195