2022年のインカレで創部初のベスト16に入ったのが北陸大学卓球部だ。
関東、関西、東海勢が強さを見せる学生卓球界の中で、“北信越地方の雄”として、近年実力を伸ばしている。
今回は北陸大学卓球部を率いる木村信太監督とキャプテンの亀井康平(北陸大学3年・粉河高出身)に話を聞いた。
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「選手全員リクルーター」の意識で全国から選手が集う
写真:練習終了時に選手に語りかける木村信太監督(北陸大学)/撮影:ラリーズ編集部
写真:信田旺介(北陸大1年・北海道科学大学高出身)/撮影:ラリーズ編集部
本学を知っていただく上では、情報発信は大切ですので、マネージャーの仕事には感謝しております。
団体戦優勝、シングルス、ダブルスと上位独占で優勝し三冠を達成しました★
また、ダブルスではベスト8に5組が入賞、シングルスではベスト 8を独占することができました!
たくさんの応援、本当にありがとうございました。ここで満足せず、更に上を目指せるように頑張っていきます! pic.twitter.com/3MTHTbMeA2— 北陸大学卓球部【公式】 (@hokuriku_takkyu) November 17, 2022
本学でも一緒にプレーしたい選手をぜひ紹介して欲しいと伝えています。最近では母校の後輩であったり、同じブロックの選手であったり、情報を貰ってから試合を拝見し、勧誘などさせていただいています。
卓球部の卒業生でも合わせて5人が中学、高校で教員となって現在も頑張っております。
写真:体育の教員免許取得のため、4年生前期には教育実習にも参加した礒野辰哉(北陸大学4年生)/提供:北陸大学
おめでとうよりありがとうと言われるチームへ
写真:清掃活動のボランティアに励む北陸大学卓球部員/提供:北陸大学卓球部
卓球の競技だけではなく、練習場を出て活躍しようと意識しており、その中でもボランティア活動に力をいれております。
今年に入り、小学生の通学路見守り隊も実施しております。
写真:小学生の通学路見守り隊の活動/提供:北陸大学卓球部
こういった活動を通して、人間力がつき何にでも挑戦できるチームに成長していきたいと考えています。
写真:小学生見守り隊を企画立案した高村勇気(北陸大学2年) 北陸大学卓球部の次期主将/提供:北陸大学卓球部
幹部交代後は新キャプテンをサポート
11月の秋季北信越学生卓球大会までキャプテンを務めた亀井康平(北陸大学3年)にも話を聞いた。
写真:亀井康平(北陸大学)/提供:北陸大学卓球部
3年生キャプテンとして、上には4年生がいて気を使いますが、それでも部のキャプテンとして方向性などを、しっかり示していかないといけません。
また全体を動かしていかないといけませんが、まだまだ社会のことは無知なので、様々なオンライン研修にも参加し、チームを動かすための知識をつけ全体をまとめられるように心掛けています。
時には私からチーム全体に「こうしたらいい、こうするべき」など直接伝え、サポートしていきたいと考えています。
…あとは木村監督マニュアルをしっかり伝授します(笑)。
写真:亀井康平(北陸大学)/撮影:ラリーズ編集部
地方の大学でも戦えることを証明したい
最後に再び木村監督に話を聞く。
写真:木村信太監督/撮影:ラリーズ編集部
写真:北陸大学卓球部の練習場/撮影:ラリーズ編集部
本学は卓球プロ育成チームではないので、卓球部での課外活動を通して社会人基礎力を身につけさせ、プロ人材を生み出せるようにしています。
また多くの人材を育成し、1人でも多く卓球の指導に携われるようになり、卓球競技の普及にも尽力して欲しいと願っております。
【動画】潜入!北陸大学卓球部
動画では各選手のプレーや、選手へのインタビューなどもありますのでぜひご覧ください。