文:ラリーズ編集部
卓球Tリーグ男子・琉球アスティーダは13日、世界選手権ベスト4の韓国の20歳・安宰賢(アンジェヒョン)と契約に合意したと発表した。
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世界選手権で張本下した右腕が琉球に
安宰賢が鮮烈な印象を世界に残したのは、2019年の世界選手権だ。当時世界ランキング157位で、シニアの大会で目立った実績を持たなかった安宰賢は、予選からのスタートとなった。
本戦に勝ち上がり、黄鎮廷(ウォンチュンティン・中国香港)や張本智和(木下グループ)、張禹珍(ジャンウジン・韓国)らの格上選手に次々と勝利し、初出場にしてベスト4進出を果たすという偉業を達成した。
写真:安宰賢(アンジェヒョン・韓国)/提供:ittfworld
琉球アスティーダスポーツクラブの早川周作氏は「韓国の若手ナンバーワン選手を獲得できた事は本当に嬉しいです。皆様と共にパリ五輪に向けてチームから金メダリストを輩出できるようにチーム一丸となり最強のチーム作りに邁進してまいります」と安宰賢獲得の喜びを語った。
琉球アスティーダ、大型補強で優勝候補に
Tリーグセカンドシーズン、最終戦の劇的勝利で2位に入った琉球アスティーダ。今季は悲願の初優勝に向け、大型補強を敢行している。
全日本卓球選手権優勝の宇田幸矢、同ベスト4の戸上隼輔(ともに明治大学)と若手のホープを獲得した。他にも平野友樹(協和キリン)、吉村和弘(東京アート)が加入し、ここに来て、世界選手権ベスト4の安宰賢が加わった。
吉村真晴(愛知ダイハツ)、荘智淵(チュアンチーユエン)、朱世赫(チュセヒョク)、木造勇人(愛知工業大)ら昨季の2位メンバーも残留しており、サードシーズンの優勝候補になることは間違いないだろう。
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